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今の時代の夫婦の関係や役割って?おたがいに無理のない範囲で、納得できるライフスタイルを。【ママの読書】

2019.05.21

こんにちは。ライターのかわむらあみりです。本の中で見つけた「これはほかのママと共有したい!」と思うフレーズをご紹介する「ママの読書」。
今回は、作家の山崎ナオコーラさんの著書『かわいい夫』(夏葉社)からです。

「ママの読書(山崎ナオコーラ)」

産休育休中の妻、あるいは、妊娠を機に仕事を辞めた妻に対して夫が、
「今は専業主婦なのだから、家事や育児は妻の担当。
自分は家族のために稼ぐ。分担して家庭を運営しよう」と考えてしまい、
妻がそれをつらく感じて悩む、ということが現代の主婦によく起こっているそうだ。
自戒をこめて、「それは夫側の考えを変えていった方がいいんじゃないか」と思う。
家は会社ではない。

『かわいい夫』p164より引用

夫よりも収入が多く、一家の大黒柱となっている山崎さんは、フラットに家族のあり方を見つめています。

ですが、結婚当初は家を会社のように捉え、生活費の大半を支えているうえに家事も多く担うご自身の立場に対して、損をしている気分になっていたそうです。
しかし、夫婦はただの人間関係のひとつで、損得はないことに気づくと、楽に。
収入が多い側も、仕事も家事も育児もやってみると、案外楽しくなるかもしれないと語っています。

専業主婦のかたも、働いているお母さんも、毎日の家事や育児にどう対応していくのかは、夫が家事や育児にどう向き合っているかに影響されます。

家事や育児をきっちりと分担することでストレスがたまったり、どちらかだけに負担が偏ってしまったりすることは、避けたいですよね。
なかなか調整しづらいこともあるかもしれませんが、おたがいに無理のない範囲で、納得できるライフスタイルを送りたいものです。

「もう父親になるんだから……」
つい言ってしまって、はっと反省する。父親ではなく、親でいいではないか。
「いや、違った。一緒に親になろうね」
と言い直す。

『かわいい夫』p185より引用

山崎さんは、子どもを育てていくにあたって、夫婦それぞれが「父親」「母親」という役割を担当するのではなく、ともに「親になる」のだという考えを持っています。
そんなふうに、肩を並べて、家庭を築いていけるといいですよね。

夫婦の関係を淡々と綴っているように見える山崎さんですが、タイトルのように夫を堂々と「かわいい」と述べる姿は、チャーミング。
わが家も、どちらかが先を歩くのではなく、一緒に手をつなぎながら歩いていけるような夫婦でいられればと、そう思いました。


『かわいい夫』
山崎ナオコーラ・著 夏葉社 
1700円(税別)

かわむらあみり

かわむら あみり
大阪生まれ。出版社勤務後、ライター・エディターとして独立。あらゆる婚活を行い約1000人の男性と会った末、13歳年下の夫と結婚し、一児の母になる。出産に際して人生観が一変したことを機に、女性が笑顔になれる生き方をより応援するため、テレビや音楽、占いなどのエンタメから、婚活や育児といった女性のライフスタイルに役立つ情報までを手がける。娘のことが大好き。家族の時間を大切にしています。
amirikawamura.com