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伸びたくない子どもはいない! ~後編~【EQWELチャイルドアカデミー有馬寛実氏インタビュー】

2020.05.31

前編では「質の良い脳」について、中編では「小学校受験」「幼児教室が働くママにおすすめのワケ」についておうかがいしましたが、いよいよ最終章。

EQWEL(イクウェル)チャイルドアカデミー(以下、EQWEL)」の東京本部 本部長 有馬寛実さんに、「習い事」と「小1プロブレム」についておうかがいしました。子どもが座っていられない理由には意外な原因がある可能性も?

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EQWELチャイルドアカデミー 東京本部 本部長 有馬寛実氏

子どもの習い事、お母さんがやってみようと思うときが始め時!

――習い事を探すとき、子どもに向いているものを見つけてあげたいなと思うのですが。

子どもに何が向いているかを完全に見極めるのは、正直、難しいことだと思います。私個人の意見ですが、お母さんが「やらせてあげたい」と思った時が始め時だというのは、あながち間違っていないと思います。だから自信を持って、一度スタートしてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、EQWELでは「習い事を始める前に」というキャッチコピーを数年前に掲げていた時がありました。運動、芸術、勉強すべてに共通して言えることは、脳の再生能力が重要だということです。見たものを見たままに実行できるか、お手本の通りに筋肉を動かせるかというように、小さいときにその能力を鍛えてベースを作っておくと、体得するのが早いんです。

だから何か習い事を始める前に、まずは土台を作ってからスタートしましょう! というコンセプトでした。実際に、卒業生は音楽、運動、絵画、勉強面など色んな分野で活躍しているんですよ。

――習い事を始めるために、土台作りの習い事というのは面白いですね。

土台ができていると「知的好奇心が旺盛」「効率よく作業をこなす」「さまざまな知識を次々と繋げていく」などといった力を発揮する子が多いようです。
私たちは、子ども達に「この世の中には、色んなものがあるんだよ」ということを伝えるお手伝いをしています。習い事を通してどんな世界に興味を示すか、何を好きになるかを見つけてあげられれば良いですよね。

伸びたくない子どもなんていない!

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――小学校に入ると、新しい環境になじめないなどの理由から授業中に座っていられず立ち歩いたり先生の話を聞けない、いわゆる小1プロブレムで悩むお母さんもいらっしゃいます。

子どもが座っていられないとお母さんも心配ですよね。でも、子どもの気持ちになってみてください。今までは色んな場面で「楽しくやろうね」と言われていたものが、小学校に入ると一気に勉強ムードになってしまうのですから、戸惑いを感じるのは当然です。
小学校受験などでも出てくる「指示行動」は、“指示されたことを理解し、行動に移せるかどうか”ということ。小学校に入学して指示行動ができないと、勉強にもつながらないという問題が出てきます。例えば先生が言っていることの2割しか理解できないと、絶対に100点は取れませんよね。だから、そこはしっかりと大人がフォローしてあげないといけない所です。

「我が子が座っていられない」となると、お母さんは子育てに責任を感じて「この子は人の話を聞けない子、落ち着きのない子……それは私の責任」と、思ってしまう方も多いのです。そこしか見えなくなり、悪化の一途をたどってしまいます。その思いは子どもにも伝わり「どうせ僕なんか……私なんか……」と思わせ、大切な自己肯定感がなくなってしまいます。

――そうならないためにはどうすれば良いんでしょうか。

子どもの頭の上に板が1枚かぶさっているとイメージしてください。できないのは邪魔する何かがここにあるだけなんです。座っていられない、落ち着きがない、集中力がない、人の話が聞けない、おまけに字も書けない……お母さんは次から次へと欠点をあげてしまいます。
ただ、伸びたくない子どもなんていないんですよ。先生に怒られたい子なんてひとりもいない。できない理由が何かあるんです。その理由は何なのかというのを大人が考えてあげるだけで、実は子どもは大きく違ってきます。お母さんが欠点しか見ないか、原因が何かを突き止めるか、ほんのちょっとの差です。

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その理由は子どもによってさまざまです。例えば、食事やおやつにお砂糖の量が多いと集中力が欠如すると言われています。それが理由ならば食生活を変えてみる。また、きちんと座っていられないのはもしかしたら筋力が弱いせいかもしれない。首や腰の筋肉を鍛えることでより長い時間座れるようになることもあるようです。

伸びたい子どもをどうやって伸ばしてあげるか、立ち戻るところはどこかを突き詰める。そうすると、まさかの食生活であったりまさかの運動であったりするんです。
もちろん、原因はそれだけではありません。でも、伸びることを邪魔する、頭の上にあるその板を1枚取っ払ってあげて欲しいです。それが子どもの味方であるお母さんの役目です。

子どもが幸せそうに毎日を送る姿が一番の幸せ

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――最後になりますが、リブランドをされたことで以前と変わった所、また変わらない所とはどこでしょうか。

変わったのは、やはり七田という大きな冠を外した点です。広く知られていた名前を外すことは生徒さん達にとっても不安や動揺を与えるような大きな変化だったと思います。
しかし、外部機関との連携が積極的にできるようになった点は私たちが今後さらに発展していくためにも良かったことだと思っています。
そして変わらない所が“秘伝のタレ”です。

――秘伝のタレ?

面白いですよね、先日スタッフたちにもお話しして、一瞬皆さんポカンとされていたのですが(笑)。
老舗のお店で、継ぎ足しながら使われる“秘伝のタレ”がありますよね。今まで私たちのやってきたことはその“秘伝のタレ”だと思っています。同じ材料を使っても同じものには絶対にならない、31年間継ぎ足してこないとできないものです。

つまり「どうすれば子ども達が成果を出せるか」をテーマにし、「脳の質を良くすること」が使命だと思ってきた私たちが、31年間継ぎ足してきた経験や研究、実績はどこにも持ち出すことのできない“秘伝のタレ”なのです。
ある卒業生のお母さんに「EQWELに来て良かったことは何ですか? 」とうかがい、とても素敵な言葉が返ってきたことがありました。

「とにかく子どもが幸せそうに生きていることです」

お母さんにとっては、子どもが自分でやりたいことを見つけて、すごく楽しそうに、なにより幸せそうに毎日を送る姿を見ることが一番の幸せだと思います。私たちはそのお手伝いをこれからも続けていければと思います。

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【EQWELチャイルドアカデミー】

胎児期や0歳からの教育で、赤ちゃんの集中力と記憶力を高め、IQやEQ力を伸ばすことに力を入れている幼児教室。子どもの夢を実現する力を育てることをモットーに、全国に約300の教室を展開。水泳の池江璃花子選手、フィギュアスケートの本多真凛選手などのスポーツ選手のほか、国際物理オリンピック金メダリストや未来のバイオリニストなど、30年間で約25万人の個性豊かな才能の卒業生を送り出している。

写真◯舛元清香 文・取材◯木村一実
木村 一実

木村 一実 (きむら・かずみ)フリーライター。小学生男子2人のママ。

ハナコママをはじめ、子どもやアート、インテリアなど暮らしに関する媒体で執筆中。子ども中心の暮らしをいかに楽しむかがもっぱらの課題。面白いことや美味しいものを常に探しています!

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