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「よし、小学校受験してみよう!」そう決心したら、志望校を決めるのは早ければ早いほど良い!?【わが家のドタバタ小学校受験体験記】

2019.06.21

この連載では、息子の小学校受験(2018年)を通して学んだことを振り返りつつ、「小学校受験に興味はあるけど、まだよく分からない」という読者のママ向けに【小学校受験のイロハ】をお伝えしていきます。


第2回 志望校の選びかた

小学校受験

<志望校選びは、早ければ早いほど良い>

「よし、小学校受験してみよう!」

そう決心したら、最初にするべきは志望校選びです。どの小学校を受験するつもりなのか。たとえ仮決めでも、決めるのは早ければ早いほど良い。これは、受験準備を進める中でもっとも痛感したことの1つです。もっと言えば、出産前、結婚前から関心を持ってリサーチだけでもしておけばよかったなと思っています。

なぜなら、小学校の選択は、

① 居住地の選択
② ファイナンシャルプラン
③ 24時間365日の過ごしかた

(生活リズム、食事、睡眠、遊び、旅行など。家庭、地域、海外など、学校以外も「教育」の場として考える)


と思いっきり連動するものだからです。
とくに、②のファイナンシャルプランについては、幼小・幼小中高・幼小中高大などの一貫教育を受けられる学校を選ぶと、塾代や受験料などの費用が不要になるケースもあり、大きく変わる可能性があります。(一貫教育の国立・私立小に入学しても、塾に通ったり、中高大の受験をするご家庭はあります)

<どんな学校がある?>

まずは受験できる小学校が何校あるのか見てみましょう。

※本連載では筆者が住む東京都市圏に限定しています。

東京都市圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)には、国立校が10校、私立校が99校あります(2019年5月現在。ウィキペディア参照) 。このうちすべてが共学校ではないので、性別によって、実際に受験できる学校の数は少なくなります。

各校の教育方針や授業の特色は、一般的に言って、公立校よりも自由度が高く、最先端の環境を整えていたり、グローバルな教育を行っていたり、それぞれ大きく異なります。

モジュール制といって、45分ではなく15分単位で、学年や教科に合わせて柔軟に時間割を組んでいる小学校もあります。そのほか、毎朝1時間45分、3週間前後にわたり1つの科目をじっくり学ぶ(エポック授業)シュタイナー教育に基づく小学校も登場し始めました。

近年では、学校法人格のある(認可外ではない)インターナショナルスクールや、国語以外の授業を英語で行う小学校も次々と開校しています。私たち親世代が小学生だった20年、30年前とは違って、今は完全なるグローバル社会。「英語学習は、学校ではなく習い事で」という感覚は、もう古くなりつつあるのです。

さて、これだけ多種多様な学校から、どのように志望校をしぼり込めばよいのでしょう。

モノサシ

<学校情報に触れる前に、自分たちのモノサシを作ろう>

自分の母校、あるいは親しい人のお子さんが通う小学校など、ある程度知っている小学校があると、そのほかの小学校までチェックしてみようとはなかなか思えないかも知れません(私もそうでした)。しかし、大切なのは「家庭の価値観と子どもの特性にフィットする小学校を見つけること」。気になる小学校について詳しく調べる前に、まずは親として重視したいポイントを書き出しておくことをオススメします。

思いつく限り挙げてみると……

・立地、周辺環境
・通学距離、時間
・推薦入学制度
・進学先
・学費
・教育理念
・教育方針
・宗教
・校風
・クラス定員
・男女比
・重点教科
・校舎・設備
・給食の有無
・制服の有無
・放課後遊び・学童の有無
・試験時期
・試験倍率
             
いかがでしょう。挙げればキリがないですね。どれを重視するかは、各家庭の価値観次第。何が正しく、何が間違っているということはないと思います。いざ書き出してみたら、「近所の公立校のほうが条件が整っていた!」と気づくケースもあるかもしれません。

いずれにしても、検討するとき、ゆめゆめ忘れてはならないと思うのは、「選ぶのは親でも通うのは子ども」だということ。

とくに第1子の場合、小学校生活をリアルにイメージするのは本当に難しいです。通学ひとつにしても、「片道1時間半かかるけど、あっという間に慣れた」という人もいれば、「心細いと訴えられて2年間も付き添った」という話も耳にしたことがあります。つまり、子どもの特性を誰よりもよく知るお父さん・お母さんが、自分たちなりに判断するしかないのです。

ちなみに我が家の場合。信頼するご家族の娘さんが通っていたA校(私立)に的をしぼって、他の小学校には目もくれずに準備を進めてきました。しかし、受験の前年、親しいママ友に誘われてB校(私立)の学校行事を見学したとき、「あれ? この学校、ぴーすけの雰囲気に合ってるかも」と直感したのです。

複数校を受験するという発想(というか心の余裕)がまったくなかったので、同時期の併願はしませんでした。しかし、残念ながらA校が不合格になった後、追加日程でB校が若干名募集していることを知り、また夫婦でアレコレ話し合った末、受験することに。ご縁をいただき、通うことになったのでした。

つづく。

安藤陽子さん

ライター 安藤陽子

ライター・コーディネーター。ボケもツッコミも苦手な大阪出身の夫と、ドタバタ子育て真っ最中。鉄オタから妖怪マニアに転身した小1の息子と、乙女な笑顔で家族を意のままに操る2歳の娘の母。2019年春、長男の小学校入学を機に、都心から多摩エリアの文教地区に移住。特技は声を七変化させて絵本を読み聞かせること。


第1回 迷える夫婦が小学校受験を決めるまで

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