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周りの理解と心がけはどうしたらいいの?子どもを守るためにきちんと知ってほしい「子どもの食物アレルギー」

2019.06.19
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食物アレルギー患者は、日本をはじめ世界中で増加傾向にあります。
日本に住む1歳児の約10%がなんらかの食物アレルギーを持っていると言われています。
子どもの食物アレルギーは消化器官が発達することにより年齢とともに自然に治ることも多いですが、幼児期や学童期の子ども達で食物アレルギーを持つ子は少なくありません。
自分の子は食物アレルギーが無いからといって無関心ではいられません。
子どもの友達が食物アレルギーを持っているかもしれません。
みんなが正しい知識を身につければ、食物アレルギーがある子もない子もみんなが過ごしやすい世の中になるのではないでしょうか。
そこで今回は、食物アレルギー患者ではないご家庭にも知ってほしい、食物アレルギーについてのお話です。

食物アレルギーとは

食物アレルギー

食物アレルギーとは、特定の食べ物に含まれるアレルゲン物質に、免疫システムが過剰に反応して、体に不利益な症状が現れることです。
鶏卵、牛乳、小麦は三大アレルゲンと呼ばれており、乳幼児に最も多い食物アレルギーの原因食物です。
また食品衛生法により、患者数が多いか重篤度の高い食品7品目(卵、乳、小麦、えび、かに、そば、落花生)は特定原材料として表示が義務付けられています。
症状は人によって様々で、かゆみやじんましんが出たり、せきやくしゃみが出たり、呼吸困難になったり、吐き気や嘔吐の症状が出たり、血液が低下し意識を失いショック状態に陥るケースもあります。

親の心がけ

親の心がけ

食物アレルギーがないご家庭の場合、子どもの友達が食物アレルギーを持っていて家に遊びに来たら、どのようなお菓子や食事をあげたらよいか分からないし、不安ですよね。
そんな時は、素直に食物アレルギーを持つ子の親に聞いてみてください。
食物アレルギーがあっても、症状が出る食べ方や量も人によって様々です。
調理器具やお皿も専用のものを使用しなければならない子もいれば、加熱している食材であれば食べられるといった子もいます。
人によって食べ方や許容量は様々なので、実際に親同士話をしてみてください。
どんなものなら食べられるのか、或いは市販のどのお菓子や食品なら食べられるのかが分かれば、子ども同士で集まったときに、一人だけお菓子を食べられないといった悲しい思いをさせずに、みんなで楽しく食べられると思います。

子どもに食物アレルギーを教えるには

子どもに食物アレルギー教える

食物アレルギーを持つ子どもは、自分の命をしっかり守るために、正しく理解し納得して自分で備えられるように親が教育をします。
一方で、食物アレルギーがない子どもの多くは、食物アレルギーについてあまり理解していません。
幼児期や学童期になると友達と一緒にお菓子を食べたり、学校で給食を一緒に食べるようになります。
その時に、知らずにお菓子を交換したり、食品がついた手で友達を触ったりして事故にならないように、子ども達みんなが食物アレルギーについて知っておく必要があります。
そこで、子どもに食物アレルギーについて説明する時には、以下のように伝えてみてください。
「食物アレルギーとは、ある食べ物を食べた時に、体がそれを悪者だと勘違いして攻撃してしまうことだよ。」
「そうすると、体に困った症状がでてしまうんだ。」
「じんましんが出たり、呼吸が苦しくなったりしてしまう人もいるよ。」
「だから、食物アレルギーがある友達がいたら、何を食べたらいけないのかを聞いて、一緒に間違って食べないように気を付けてあげようね。」

食物アレルギーについてきちんと理解して、みんなが安心して楽しく食事を楽しめる世の中にしていきましょう。

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阿知和 梨香(あちわ りか)

食育アドバイザー
子ども料理教室「食育クッキング」代表。大手食品メーカーで10年間商品開発を担当し、数多くのヒット商品を発売。現在は子ども料理教室「食育クッキング」を主宰する傍ら、保育園で食育授業をしたり、自治体主催の食育講座の講師を務めたりと多方面で活躍中。
食育クッキングHP:https://shokuikucooking.jimdo.com/
食育クッキングInstagram:https://www.instagram.com/shokuikucooking/