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サッカー親子応援記【中学受験】我が子の登下校中に災害が起きたら…東京の私立中学の取組み

2019.06.25

Jリーグ サッカー親子応援記・27

この連載は……
ライターの坂田ジエイ子さんによる、「Jリーグ サッカー応援記」。子育てでつらい思いを抱えていた時期、「母親が笑っていれば子どもは幸せだ」という友人の言葉からサッカーに目覚めた坂田さん。同じくサッカー好きな息子さんと一緒に、おもにJリーグを応援する楽しさを綴ります。と同時に、息子さんが中学受験を控えていることもあり、受験絡みの話題も。さて、今回のテーマは……?

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「進学校は塾頼み」の真偽を探る術とは…

サッカー

こんにちは! 小6息子は只今受験勉強真っ盛り! というわけで今回もサッカーではなく、中学受験の話題です。私が友人から聞いた進学校の実態と、志望校選びの登竜門である学校説明会を絡ませたお話をさせてください。

5、6月というと、多くの私立中学は説明会をスタートさせるのが恒例のよう(学校により回数は異なりますがこの時期から年に複数回開催されます)。また、企業や団体などが主催して、私立中学を複数(200校近くの場合も!)集めた合同説明会なるものも、あちこちで催されています。

単独も合同も無料でお子さんが小学生であればどなたでも参加できますが、単独の説明会は事前予約が必要なところもあり、日頃からその学校のHPをチェックすることをおすすめします。その点、合同説明会であれば予約不要が多く、基本的に朝から夕方まで出入り自由で参加することができます。

この2パターンの説明会は似ているようで性質が異なります。どちらがどういう方向けなのかは後程お話しするとして、説明会自体は、中学受験を目指しているけれど志望校が決まっていない方は特に積極的な参加をおすすめします。しかも、できるだけ多く参加したほうが絶対にいいと思います。

というのも、チャレンジ校(お子さんの偏差値よりも高い学校)を目指して頑張ったものの、志望校を決める小6秋頃の時期にその偏差値に届かず、塾の先生から全然知らない学校をおすすめされて、大変戸惑ったというお話を聞いたからです。ですので、現時点でしたら偏差値は関係なく、ご自分やお子さんが少しでも気になる学校があるならばその全てに足を運んで実際に見聞きしたほうがいいでしょう。

合同説明会のメリット

ここで先述した単独と合同の違いについてですが、気になる学校どころか、そもそも私立中学を知らないという方向けなのが合同説明会です。ホールやイベントスペースなど、ひとつの場所にかなり多くの中学が集結し、パンフレットをもらえるのはもちろん、各校ブースが設けられていて、教師の方々とお話することができるので、一度にいくつもの学校を知ることができます。

ただ、大勢の親子が来場するので、人気校(おもに偏差値の高い学校)のブースは長い列ができること必至。TDLよろしく、回る順番や覚悟を決めて、朝から1日仕事のつもりで挑んだほうがいいでしょう。合同といっても、例えば神奈川の男子校など、エリア切りだったり、別学切りだったりと、切り口が多様にあるので、私立中学を知る第一歩として利用しない手はないと思います。

これらの情報は、まとめサイトや大手塾のサイトなどにありますので、チェックしてみてください。私も先日行ったのですが、あまりの人の多さに引きまして(!)、パンフレットだけを根こそぎ集めてそそくさと帰ってしまいました。

意外な収穫だったのは、「登下校時の緊急避難校ネットワーク」というものを知ったこと。その合同説明会を主催した東京私立中学高等学校協会によると、東京の私立中に在籍中の者であれば、被災した場所から近くにある私立小・中・高校に避難することができ、そこから在籍校に所在地と安否を連絡してもらえるのだそう。状況により、水や食料なども提供していただけるとのこと。

電車やバスの登下校中に災害が起き、交通手段がすべてストップしてしまったら、学校にも家にも簡単に戻れない子どもはどうすればいいのだろう。これまで抱いていた漠然とした不安が払拭できたのはよかったと思いました。ほかに子ども向けのワークショップや大学に関する情報コーナーもありましたので、心持ち次第で充実した時間を過ごせるはずです。

学校主催の説明会のメリット

具体的に気になる学校がすでにおありであるならば、実際に学校へ出向く単独説明会が断然いいでしょう。学校長の話から始まり、広報担当や現役教師、なかには生徒が登壇して、その学校の特色について説明するのがスタンダードのようです。参加者はほとんどが親子。親はとても熱心に耳を傾けていますが、子どもは正直退屈そうな子が多いかもしれません。でも、響く子には響きますから、できるだけお子さんと一緒に行くことをおすすめします。

その後は、学校により校舎や部活動見学、個別相談などが設けられていることもあります。カリキュラムや合格実績などのお話は大切ですが、その学校の本質が見えるのはこの時間かもしれません。特に個別相談は、自由に質問することができますから、学校を知る大チャンスです。

でも、何を質問すればいいんだろう。私は最初、そう思ったんです。ですが、難関校に合格した子を持つ友人たちの話を聞いて、学校によりますが、公の場には出さない真実の姿がある、ということがわかり、個別質問はそれを知るひとつの手がかりになる、と思えたんですね。友人A子とB子から、何を聞いたかというと……。

進学校のなかには、「塾頼み」の学校も!?

それは、「進学校といっても塾任せの学校もある」ということです(強調しました!)。進学校とは、難関国公立・私立大に合格実績が多い学校を指します。もちろん偏差値が高い学校も多いですが、そこまで高くない学校もあります。A子もB子もどちらも息子で、学校は異なりますが、どちらもとんでもない難関校に通っています。

中1の息子を持つA子「入学式の日に、塾に入会したよ。どの子も同じで、みんなゾロゾロとその塾に歩いて行ったの」

中3の息子がいるB子「うちもみんな塾に通っている。うちの学校くらいのレベルになると、子どもは基本できるから、先生は好きな分野だけを教えることが多いみたい」

ふたりの共通意見は、「中学受験を終えても塾通いは続く。学校はあてにならない」でした。とはいえ、あくまでも個人の見解であり、そうだとは言い切れませんが、無知な私は絶句してしまいました。先日、某サイトで、学力を伸ばす学校ランキングの類を目にしたのですが、友人の学校は堂々とランクインしていましたね。学力を伸ばしているのは塾なのに……。

というわけで、真の姿を知るための質問として、「塾に通われている生徒さんはどのくらいいますか?」はマストにしようと決めました。それと、補習等フォローの有無ですね。テストをやって、はいおしまい、では困ると思うので。息子は中学以降こそサッカーに力を入れたいというので、大学受験も見据えながら部活に専念できるよう、勉強はなるべく学校で完結してほしいとの思いがあります。

情報通のママ友によると、中堅クラスの進学校は個別で質問することなく、説明会で「塾や予備校要らず」を強調することも多いそう。少子化や人気校の二極化(偏差値の高と低の学校に人気が集中)などから、生き残りに必死な学校側の姿も見え隠れしますよね。これらの中堅と難関校では、入試段階で偏差値の差はあれど、出口(合格実績)はさほど差がないようなので、学校生活を充実させたいのであれば、あえての中堅を狙ってもいいのかもしれません(私の立ち位置が謎ですが…)。

通いたい学校をイメージ、それに合うかどうかを個別質問で

個別質問で言ってはいけないものなんてないといえます。「入試はどんな問題が出ますか?」だっていいし、「いじめが発覚した場合の対処法を教えてください」、「定期試験の結果は校内に貼りだされますか?」など本当に細かいこともOKだと思います。なぜなら、肝心な答えを聞き出せなくても、その教師がどんなリアクションを見せるかで、その学校のカラーを感じ取ることができるからです。

もっといえば、ひとつの学校で複数の教師に、同じ質問をするのも手だと思います。塾通いの件では、通う割合が教師によって異なることもあり(私はそれを聞いて、割合が高いほうが真実だと推測)、情報は多いほどいいに越したことはありませんから、立っている教師に話しかけるだけでもいいんです、全体のお話だけでなくぜひ個別に話す機会を作ることをおすすめします。

でも、これから中学受験を考える方々にとっては、子どもが通いたい、親が通わせたい学校ってなに? となりますよね。次回は、そのあたりをお話させていただこうと思います。お楽しみに~!

坂田ジエイ子
ananのオリジナルコンテンツweb「ananweb」制作スタッフ兼ライター。同じくセレッソ大阪サポーターでサッカー少年の小6長男、ごっこ遊びに夢中の小3長女を持つ二児の母。仕事の合間に、チームや選手名をハッシュタグ検索しては、ニヤニヤしている日々。趣味は他に嵐、バレーボール。愛猫2匹をモフモフする時間も宝物。


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