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今年の梅雨は長引く?頭痛があるなら要注意!知っておきたい家族の『梅雨バテ』リスクと予防策

2019.07.18
梅雨バテ

そろそろ梅雨疲れを起こしていませんか?

現役の内科医師で、健康解説動画チャンネル「からだプラン」の運営などを手掛ける橋本将吉先生が先日イベントで、夏バテならぬ「梅雨バテ」リスクを解説しました。

その梅雨バテの原因と対策と共に、子どもの梅雨バテリスクや予防・対処法もあわせて伺いました!

■梅雨に多い体調不良

株式会社リーフェが実施した20~50代男女100名に対するアンケート調査結果によると、「梅雨時期に体調を崩しやすいと感じたことはありますか。」という質問に対し、全体の32%が「はい」と回答!

さらに「梅雨時期に起こる不調はどんなものがありますか。」という質問に対しては、頭痛が65.6%とトップ。次いで、倦怠感40.6%、疲れ37.5%という結果に。

なんだか最近、頭痛やだるさ、疲れを感じているなら、要注意かもしれません。

■なぜ梅雨は「頭痛」や「倦怠感」が起きるの?

橋本先生はそんな梅雨の体調不良、「梅雨バテ」の原因を次のように解説します。

「梅雨は湿度が高いですが、夏と比べると気温が高くないため、人間が生きる上でもっとも重要な体温調節がうまく機能しなくなります。汗をかき、それが蒸発することで体を冷やし、熱を逃がすことができますが、梅雨は汗が蒸発しづらく、体温が体の中にこもってしまい、これが倦怠感につながると考えられます。また頭痛については、体の水分が不足することで脳に向かう血液の量が少なくなり、起きている可能性もあります」

■梅雨バテの対策は?

梅雨バテを感じたら、どんな対策をすれば良いのでしょうか? 橋本先生は次の対策を勧めます。

●湿度と室温を調整
「除湿機を使って湿度を調整し、暑すぎず寒すぎない生活環境を整えましょう」

●脱水にならないようにする
「脱水にならないよう普段から意識を高めましょう。梅雨時期もこまめに水分摂取が大切です。口が乾いていたり、尿が濃かったりすると水分が足りていない可能性が高いので、目安にしてみてください」

●ダルさを感じたら涼しいところで休む
「ダルさを感じた場合は、涼しいところで休み、大きな動脈の通る首と、わきの下、鼠径(そけい)部を冷やすといいです」

■子どもも梅雨バテになる?見分け方は?
ところで、子どもも梅雨バテになるのでしょうか?

「子どもも梅雨バテの可能性があります。統計データを取っていないため、どの症状が多いかという回答はできかねてしまうのですが、未就学児の場合、喉が乾いていても、自分で主張できないことが多いため、熱中症や脱水症状になってしまう恐れがあります。判断指標としては、脇汗をかいていない、尿が濃く黄色で臭いもきつい、回数が少ない、口の中が乾いているといったポイントを見ていただければと思います」

■子どもの梅雨バテ予防法

続いて、橋本先生に子どもの梅雨バテ予防法を教えていただきました。

「予防法としては、こまめに塩分や水分を摂るようにしたり、帽子や日傘で直射日光を防いだり、涼しい服装で出かけるようにしたり、体調が悪いときに無理をしないようにしたりすることが大切です。もし子どもがダルそうにしている場合、涼しい場所で休んだり、大きな動脈の通る、首、わきの下、鼠径部を冷やしたりするとよいです。
また梅雨バテに耐えられる身体づくりをするため、日頃から旬な野菜・果物を取り入れるのも良いですね。飲食店で食事をする際は、お子様メニューの中で、品数の多いものを注文するなどすると良いと思います」

特に、水分補給は重要だと橋本先生は話します。

「水分補給は身体の小さな未就学児でも必要です。梅雨バテの判断指標としては、おしっこの様子、量や色、ニオイなどを聞くといいでしょう。子どもに限りませんが、水分を勢い良くとるのは大変なので、水筒などを使って、水分をとる“回数を増やす”方法がおすすめです。例えば、ちょびちょび飲む回数を増やすというイメージです。
飲み物は経口補水液がおすすめです。市販のものでも構いませんが、自宅で簡単につくれるレシピを考案したので、参考にしていただけたらと思います」

●【梅雨バテ対策スペシャル経口補水ドリンク】レシピ

レシピ

【材料】
水…200ml
レモン…大さじ1
リンゴ酢…小さじ1
オリゴ糖…大さじ1
はちみつ…大さじ1+小さじ1
塩…ひとつまみ

「レモン以外にも、ビワ、パイン、キウイ、ウメ、桃、ライチ、ミント、メロンなどの夏のフルーツを組み合わせるのもおすすめです。いろんなフルーツを試して、ご家族でお好みのものを見つけてみてください」

子ども向けにも同じレシピで大丈夫なのでしょうか?

「未就学児ぐらいのお子様向けでもレシピの分量は同じで大丈夫です。ちょっと薄味にしたい、などの希望に合わせて、柔軟にしていただいて大丈夫です。その場合には、塩分量が濃くなりすぎないよう、また甘くなりすぎないように注意してください」

レシピ

またこのレシピは「はちみつ」を使用しているため、1歳未満の子どもには飲ませないように注意を。厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」によると、「蜂蜜は、乳児ボツリヌス症を引き起こすリスクがあるため、1歳を過ぎるまでは与えない」と書かれています。

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梅雨が終わればいよいよ楽しい夏休み! 夏に元気いっぱいに活動できるためにも、ママも子どもも家族みんなで梅雨バテ対策をして、元気を取り戻しましょう!

橋本 将吉先生

教えてくれた人 橋本 将吉先生

1986年7月28日生(32歳)。現役内科医として勤務しながら、健康解説動画チャンネル からだプラン、医学生専用の個別指導塾医学生道場を運営する(株)リーフェ代表取締役を務める。杏林大学医学部医学科卒業後、北海道八雲総合病院にて臨床研修医として従事。現在は都内病院にて非常勤医師として勤務している。
■株式会社リーフェ 代表取締役:https://li-fe.tokyo/
■医学生道場 代表医師:https://igakuseidojo.com/
■からだプラン 代表:https://www.youtube.com/channel/UCsulu2ghMsPVFeI5yVcb6aQ

文〇石原 亜香利