働くママのウェブマガジン

Education教育

小学校受験では、学力以上に子どもの生活習慣が重視される!?早めの準備をしておこう!【わが家のドタバタ小学校受験体験記】

2019.07.19

この連載では、息子の小学校受験(2018年)を通して学んだことを振り返りつつ、「小学校受験に興味はあるけど、まだよく分からない」という読者のママ向けに【小学校受験のイロハ】をお伝えしていきます。


第4回 筆記の10倍は努力が必要!? 子どもの生活習慣

小学校受験4回目

前回は、「家庭の教育方針」を早い段階でアウトプットしておく大切さについて書きました。
今回のトピックスは、同じく早めの準備が必要な「生活習慣」についてです。

<ごまかせない!面接・行動観察で問われる生活習慣>

小学校に入学すると、「自分のことは自分でするのが当たり前」という生活が始まります。授業で必要な教材などを準備する、時間を意識して行動する(チャイムを鳴らさずに時計を見て行動させる学校もありますね)、体操着に素早く着替える、決められた時間内にお弁当・給食を食べ終える、学校のプリントを忘れずに親に手渡す……などなど。子どもにとって、幼稚園・保育園とのギャップは相当なものなのではないかと思います。

このギャップを乗り越える下支えとなるのが、毎日の生活習慣です。

例えば、

①睡眠(何時に寝て、何時に起きる?)
②食事(何時に、どんなものを食べる? 何分で食べられる?)
③挨拶(目線、表情、声の張り)
④衣服の着脱・身だしなみ(何分でできる? 身だしなみを整えられる?)
⑤したく(幼稚園・保育園の準備・帰宅後の片付け)
⑥手伝い(掃除、洗濯、料理、その他)

など。スムースな学級運営のためには、これらを整えておくことが必要不可欠なのです。いずれも家庭でなければ身につけられないものなので、小学校受験においては、学力以上に重視される部分と言っても過言ではないでしょう(もし私が小学校の先生だったら、ここはぜひとも家庭にお願いしたいところです)。何より手を焼く分野かもしれませんが、親としては1番の頑張りどころ。一朝一夕では身につかないので、プリント学習や面接対策よりも早い段階から取り組んでおきたいところです。

<完璧は求めず、生活面の得手・不得手をじっくり把握>

わが家のぴーすけはどうなのかというと、正直、いまだ目を覆いたくなるような毎日です。何百回注意してもシャツははみ出したまま、ポケットの中のハンカチはシワクチャ、ランドセルの中のプリントもグチャグチャ……。もしかしたら一生これを貫くつもりなのかもしれません(涙)。

それじゃあ何の参考にもならないじゃないの!というお叱りの声が聞こえてきそうですが、自戒をこめて言えるのは「完璧を求めすぎると逆効果」ということ。何百回、何千回と言い続けてもなかなかできないことって、やっぱりあるんですよね。それを、短期間でできるようにさせようと親が焦ると、親子共に笑顔が消えてしまいます。

大切なのは、学習面だけではなく、生活面でも子どもの得手・不得手をしっかり把握しておいて、面接などでも客観的に伝えられるようにしておくことなのだと思います。実際、いま通っている小学校の面接では、ぴーすけのマイペースっぷりを正直に語りました。親としての素顔を見せられた結果、頂けたご縁なので、「何かあったらすぐに学校に相談しよう」という安心感があります。

ちなみに、のんびりマイペースなぴーすけですが、①睡眠 ②食事のリズムはほとんど崩れたことがありません。睡眠と食事の時間が安定していると、1日のリズムが全体的に整い、今後の連載でも詳しく触れていくプリント学習や生活体験の時間を、たっぷりと生み出すことができます。

すっきり目覚めさせるために、朝ベッドから起きてすぐに庭に出て朝日を浴びさせたり(睡眠学の知見によると、これによって、夜にきちんと眠気が訪れるそうです)、おなかを減らすために公園をはしごして運動させたり。決して簡単ではありませんでしたが、小学校入学後も、睡眠・食事の2点が整っているだけで、毎日がものすごく楽! あらゆることを差し置いてでも死守(※)してきた甲斐がありました。(※30〜60分のズレは気にせず、深夜まで夜更かししたり、間食の取りすぎや、食事を抜くなどの大幅な乱れは防ぐという程度の死守です)

syogakujuken_vol4
食事前のテーブル拭きやお料理の下ごしらえ、自分の服をたたんでタンスにしまう、妹の寝かしつけなど、簡単なことから少しずつ、お手伝いができるようにしています。

「出かけるしたくは早いけど、食事は偏食」とか「お手伝いはよくしてくれるけど、人前で挨拶するのは苦手」など、1人ひとり状況は違うかと思います。受験となると、何でもできるようにしなければいけないようなプレッシャーを感じてしまいがちですが、時間をかけて取り組みながら、お子さんの特性をつかみ、どうしても苦手なことは、小学校入学後も学校とコミュニケーションを取りながら、親が引き続き責任をもって身につけさせていく。その姿勢が大切なのではないでしょうか。

つづく

安藤陽子さん

ライター 安藤陽子

ライター・コーディネーター。ボケもツッコミも苦手な大阪出身の夫と、ドタバタ子育て真っ最中。鉄オタから妖怪マニアに転身した小1の息子と、乙女な笑顔で家族を意のままに操る2歳の娘の母。2019年春、長男の小学校入学を機に、都心から多摩エリアの文教地区に移住。特技は声を七変化させて絵本を読み聞かせること。


第1回 迷える夫婦が小学校受験を決めるまで
第2回 志望校の選びかた
第3回 小学校で必ず聞かれる「教育方針」で迷宮入りしないために

この連載を最初から読む