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日々の生活で身につける!?勉強と思わせないペーパー試験対策【わが家のドタバタ小学校受験体験記】

2019.08.23

この連載では、息子の小学校受験(2018年)を通して学んだことを振り返りつつ、「小学校受験に興味はあるけど、まだよく分からない」という読者のママ向けに【小学校受験のイロハ】をお伝えしていきます。


第6回 勉強と気づかせないペーパー試験対策のススメ

小学校受験

5、6歳の子どもが1つのことに集中できるのは何分くらいなのでしょう。個人差も大きいですし、取り組む対象や状況によっても変わると思いますが、よく言われるのは「年齢+1分」程度、15分続けば長いほうではないでしょうか。

では、限られた時間の中で、前回取り上げたような幅広い科目をどのように学ばせていけばよいのか。今回は、その点を掘り下げていきたいと思います。

<毎日の会話で時間感覚を磨こう>

一番理想的なのは、勉強と気づかせず、本人も「気づいたら知っていた」となるように、教えていくことではないかと思います。そのために私が心がけてきたことのうち、毎日の会話を通して定着できたのが、時間と空間の感覚です。

時間

まず、アナログ時計の読み方です。時計の読み方自体がテストにでることはないのですが、

・生活のリズムをつける
・「毎日○時になったら学習するんだ」という意識づけ
・時間の流れを体感させる

という意味で、時計を読めるようにしておくと、とても楽です。

読ませる・覚えさせるというスタンスではなくて、毎日ことあるごとにアナログ時計を指さし、「あっ、今ちょうど8時だね。8時になったからパズルしようか?」とか、「今からお母さんは5分おそうじするよ。一番速い針が5回ぐるっと回ったら、この長い針が、ここからここまでくるから見ててね。よーい、ドン!」という感じで、とにかく1日のうちに何度も時計を見るクセをつけさせます。

当時は受験を意識していたわけではまったくないのですが、言葉も発していない0歳の頃から、親子の会話のネタとして、ぴーすけを抱っこして時計を一緒に見る作業をしてきました。気づいたら年少さんの頃には時計を読めるようになり、「◯時になったらお迎えにくるよ」「◯時になったら帰ろう」「◯時になったら、おやつ食べようね」という会話が通じるようになりました。勉強時間の見通しが立つので、ぴーすけの安心感=落ち着きにも効果があったのではないかと思います。

<家の中のものを使って問題を解く>

時計以外にも、家の中にはさまざまな教材があります。例えば、カレンダーです。今日は◯月△日☆曜日? ◯月△日は何の日でしょう(ひな祭りなど年中行事)? ◯月に食べるおいしい食べ物なあに? 〇〇ちゃんの誕生日まであと何日?……という具合に、指さし確認しながらクイズを出すのを習慣にすると、昨日・今日・明日の関係性を理解できるようになり、季節感を養うこともできます。 親子で季節の絵を選び、カレンダーづくりをしてみるのも良いですよね。

家のもの

さらに、物をしまうときや取り出すときなど、会話の端々に「左から3番目のコップをとってね」とか「上から2段目の引き出しの右のほうにしまってね」など、「左右上下斜め」という位置を示す言葉を盛り込むのもおススメです。位置関係の理解は、鏡図形や点図形、観覧車などペーパーテストの問題はもちろん、指示行動でも必要になります。

このように、できる限り勉強の場ではなく、普段の生活の中で理解していくものを増やせると、親子共にストレスが少なくて済むのではないかなと思います。

安藤陽子さん

ライター 安藤陽子

ライター・コーディネーター。ボケもツッコミも苦手な大阪出身の夫と、ドタバタ子育て真っ最中。鉄オタから妖怪マニアに転身した小1の息子と、乙女な笑顔で家族を意のままに操る2歳の娘の母。2019年春、長男の小学校入学を機に、都心から多摩エリアの文教地区に移住。特技は声を七変化させて絵本を読み聞かせること。


第1回 迷える夫婦が小学校受験を決めるまで
第2回 志望校の選びかた
第3回 小学校で必ず聞かれる「教育方針」で迷宮入りしないために
第4回 筆記の10倍は努力が必要!? 子どもの生活習慣
第5回 入学後に真価が分かる!小学校受験のペーパー学習

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