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出産までどう過ごそう?苦戦したドイツ語勉強&南欧旅行【初めて尽くしのドイツ生活】

2019.08.09

この連載は、

ひょんなことから、25歳にドイツで駐在妻となったゆとり世代の筆者が初めての結婚生活・妊娠・出産・子育てを、初めての海外生活で、泥臭く奮闘した「初めて尽くしのドイツ生活」を記した体験談。

リアルなドイツ生活や子育てについてはもちろんのこと、「優雅」と言われがちな駐在という立場にいる苦悩や、外から見た日本の「本当にこれでいいの?」と感じる疑問や違和感を綴ります!

子どもだけじゃない、自分のキャリアやライフスタイルを見る視野が1度でも広がり、1mmでも深まるきっかけになれば幸いです。


分娩予約で日本への‪一時‬帰国を終えたわたし。再帰国まで、残り3カ月。
あなたなら出産までの期間を、どんなふうに過ごしますか?

【はじめまして、ドイツ語】

ドイツ生活_ドイツ語

分娩予約も終え、つわりも落ち着いた頃、いよいよドイツ語の勉強を始めました。子どもがいると、なかなか落ち着いて勉強ができないだろうと思い、語学学校を探し、プライベートレッスンのある学校へ。
多くの駐在員は、会社から語学レッスン費として補助を受けられ、会社によって様々ですが、半年または一年間は自己負担がありません。わたしたち夫婦の場合は、妻のわたしも会社の補助を受けてドイツ語を習い始めました。
「やったータダでドイツ語勉強できるのなんてお得じゃん!」と思っていたのも、束の間。

「タダでも、やりたくない…」と思うのに、時間はいりませんでした。

ドイツ語と初対面の印象は、ただただ面食らう。
「なぜ、名詞に性別があるんだ…」「なんで、『Rock(スカート)』は男性名詞で、『Hose(ズボン)』は女性名詞なの?!」「格変化って、なんですか?男性・女性・中性、全部違うの?」「えっ、目的語が一番前に来てもいいの?」

と、覚えなきゃいけないルールが多いこと、多いこと。
英語の兄弟語だなんて言われるドイツ語。講師の先生曰く、ルールが簡素化していったのが英語なんだよ~とのことで、英語が世界共通語になるのも頷けます。

「これじゃあ、いつまでも現地生活でドイツ語が話せないじゃん。」と思いましたが、そこは日本人駐在家族を多く見てきた先生。
現地生活に生かせないのでは意味がないと、レッスンの前には生活で困ったシーンを伝えて、「こう伝えたらよいよ」とドイツ語のフレーズを教えてくださいました。
たとえば、スーパーや小売店では、ほとんどと言っていいほど「Schoenen Tag!(よい一日を!)」とか、「Schoenes Wochenende!(よい週末を!)」と店員さんが言います。言われ慣れてないし、なんと返したらよいかわかりませんでした。
そのことを先生に伺うと「ありがとう。あなたもね。という意味の、『Danke,Gleichfalls.』と言ってみてください。」
なるほど。そう返せば良いのか。ひとまず、言ってみます!
こうして、一個一個、知っているフレーズを増やして、それに関する単語や文法ルールを覚えていくことにしました。

【世界は広いんですね】

海

短い妊娠期。こどもがいたら、ゆっくり楽しめなくなるだろうから。と、わたしたち夫婦は南欧旅行へ。
有難いことにクルーズ船に乗る機会があり、アドリア海やエーゲ海に面する国々を回ることにしました。
なかでも、ギリシャのミコノス島に寄港し、はじめて降り立ったときの景色が今も忘れられません。

白い建物と青い空と、エメラルドグリーンの透き通る海。半袖短パンにサンダルで歩き、日よけ用のオーニングがあるカフェやレストランで涼む人たち。

日本人はヨーロッパへの憧れが過ぎる、とか
きれいなところしか見てない、とか
「ヨーロッパというもの」に斜に構えてた自分がいたけれど、

画面でしか見たことのなかった景色の中に入ってみたときに、「きれい」としか言葉が出ませんでした。

きれいなものを「きれい」と感じて、一瞬でもその景色に意識を集中して、自分が抱えてきたものを一時でも忘れることができることが、どれだけ貴重なのか。
これまでの人生で、なぜ外に飛びださなかったのか、と悔やんでしまうくらいでした。

日本を離れて、4ヶ月。
主人に「ドイツにきて欲しい」言われてから、一年が経った頃。そう思ったことを記憶しています。

南欧の旅行を終えて1ヶ月後には、里帰り出産のために、再び日本帰国。
ドイツに戻るときは新しい家族と一緒です。

河井あやね

Hanako 新米ライター。国際色豊かな大学を卒業するも、在学中は留学せず、そのあと広告代理店に勤務。
25歳でドイツ駐在生活をスタートし、20代後半を国外で過ごす。本帰国後、ドイツと日本のギャップを感じつつ、それさえも楽しもう。をモットーに天真爛漫系2歳児(娘)を育児中。



第1回 25歳、新米駐在妻。陸の孤島で感じた孤独感
第2回 「主人からきたLINE」が決め手だった。ドイツ駐在についていくか、日本でキャリアを積むべきか。
第3回 はじめての苦難。まさかつわりで手の甲に点滴を打つことになるとは…
第4回 「無理だ、外に行けない」薬すらもらいに行けない私。そこで夫の上司が言った言葉とは…?
第5回 「あなたの権利を尊重するから私の権利も尊重してね!」ドイツで学んだマインド
第6回 「ドイツで産むか、日本で産むか」家族会議で決まった結果は…!?

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