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20年以上、子どもたちを見てきた先生が語る心が安定している子どもの共通点とは?

2019.09.24

言葉かけ一つで、子どもがぐずり始めたり、逆にやる気になったり。読者ママたちもみんな、日々そんな経験をしていると思います。今回の345では、子どもを叱ることなくやる気にさせる、「ユーモアアプローチ」を取り上げてみました(詳しくは本記事をご覧ください!)。

観察してわかった! 落ち着いている子の共通点

「ユーモアアプローチ」について教えてくれた山本直美さんは、もともとは幼稚園教諭でしたが、「幼児期からの教育が大事というけれど、それってなぜ? 具体的には何をしたらいいの?」と疑問を持ったことから、幼児期の教育について研究をし始めました。

子どもたちをよく観察していると、精神的に落ち着いている子、自主的に行動できる子、何事にも前向きにチャレンジできる子、友達と良好な関係づくりができる子には、共通点があることがわかったそうです。

たくさん愛されている子は落ち着いている!

それは、「大好きな人がたくさんいる」、つまり、親、先生、親戚、近所の人など、たくさんの人から愛されていること。たくさんの人に常に囲まれていれば、多様な価値観に触れることもできるし、甘えるときはお母さん、身体を使っていっぱい遊びたいときはお父さん、わがままを言いたいときはおばあちゃん、というように、いろいろな居場所を持つことができます。お母さん一人のワンオペ育児になると、お母さんとの関係がうまくいかなくなったときに、子どもは逃げ場がなくなります。

「子どもがいろいろな人からかわいがってもらえる環境を作ることが親の大切な役割」と山本さん。たとえば、実家とのつきあいはもちろん、保育園の先生との良好な関係づくりや、ご近所や親戚づきあいを大切にすること。子どもの良き人格形成のためと思えば、ご近所づきあいも、わずらわしいなんて言っていられませんね……。

読み聞かせをいっぱいしてもらった子は圧倒的に言語理解力が高い

もう一つ、子どもの人格形成に大きな影響を与えている、と山本先生が感じているのは、「絵本」。「たくさん絵本を読んでもらっている子は、親との愛着形成がしっかりできていて、落ち着きがありますし、圧倒的に言語理解力が高く、人の話もしっかり聞くことができます。また、絵本のストーリーには、友情、思いやり、命の大切さ、がんばって挑戦することの楽しさなど、人生に必要なすべての要素が詰まっている。絵本を読むことでいろいろな人生を疑似体験できるのです」。つまり、絵本を読むことで、自然としつけにもなるんですね。
山本さんは、絵本の読み聞かせからさまざまな遊びにつなげ、子どもたちの心と言葉を育む「With Bookプログラム」というオリジナル絵本教材も開発しています。

絵本で子どもの“根っこ”を育てよう

また、山本さんは絵本も出版されていて、最新の絵本『ねぇねぇあーそぼ』は、「自分はたくさんの人に愛されて育っている」と実感できる、ほんわかとあったかい気持ちになれる絵本です。

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山本さんは、特定非営利活動法人子育て学協会(http://kosodategaku.jp/)の会長でもあり、パパママ向けの「子育て学講座」や子育ての専門家を育成する「CFC(チャイルド・ファミリーコンサルタント)養成講座(※)」の開催などをしています。
また、パパママ向けのメールマガジン、「直美先生の子育てレスキュー 『毎日、一問一答』」を365日配信中。
ご興味のある方はこちらをぜひご覧ください! http://kosodategaku.jp/mail-magazine/

(※)無料のCFC養成講座体験セミナーが、9月28日(土)に開催されています。詳しくはこちら
⇒ https://www.reservestock.jp/page/event_series/30183

文○石井栄子