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里帰り出産のため日本へ一時帰国。初産を経験して、一番よかったと思えたこととは…!?【初めて尽くしのドイツ生活】

2019.08.30

この連載は、

ひょんなことから、25歳にドイツで駐在妻となったゆとり世代の筆者が初めての結婚生活・妊娠・出産・子育てを、初めての海外生活で、泥臭く奮闘した「初めて尽くしのドイツ生活」を記した体験談。

リアルなドイツ生活や子育てについてはもちろんのこと、「優雅」と言われがちな駐在という立場にいる苦悩や、外から見た日本の「本当にこれでいいの?」と感じる疑問や違和感を綴ります!

子どもだけじゃない、自分のキャリアやライフスタイルを見る視野が1度でも広がり、1mmでも深まるきっかけになれば幸いです。


里帰り出産のために一時帰国をしたわたしは、日本とドイツの病院の雰囲気の違いを感じました。

まずは体重管理が厳しい!日本に帰国すると医師に体重増加はプラス10kgまで。検診のたびに体重を記録した母子手帳を見ては「今回はこれくらい増えましたね」「今日は前回と変わらないですね」などなど。大幅に増えていたり、減っていたりしたら母体だけでなく、胎児の健康状態に影響があるからだというとも理解はしています。ただ素朴な疑問として「体重が増えるとなにが問題なんですか?」と医師に聞くと「産道に脂肪がついて、難産になりやすいから」と回答が。
そんな話を、ドイツの産婦人科医に言うと「ははは、たかだか10kg増えたくらいで、そんな脂肪なんてつかないよ」なんてお気楽に笑われました。
お国柄でしょうか。ドイツ人と日本人では体格が違いますし、体重の増えに対して捉え方が異なったり、そもそも「体重」を意識さえしてないのか。ちなみに、最近になってドイツ人の中で「ヘルシー志向」が増え、お寿司は「ヘルシー」なんて言われています。

そのため、一時帰国するまでは体重管理はあまり意識せずに好きなものを食べていたので、日本では医師に体重を口酸っぱく言われた記憶が。

【いざ出産】

出産

主人がドイツから帰国した二日後、予定日に陣痛が始まりました。そんなに痛くないかな?でも念のために病院に行こう、くらいな気持ちで病院に向かいましたが、「陣痛ですね、このまま入院しましょう」とそのまま陣痛分娩室へ。
用意された分娩着を着て、時折くる陣痛を感じながらベッドに。主人は見舞い用客の椅子に座りました。
時間はこの時、午後9時をすぎた頃。

まさか、その後、35時間も生まれないとは思いませんでした。

入院初日は、陣痛の合間に、こまめに睡眠を取れていたけれど、子宮口がなかなか広がらず、往診にくる先生には「歩きましょう!」と打診され、昼間に痛みが増してくる陣痛に耐えながら階段を上り下りする時間は苦痛で仕方ありませんでした。
色んな科の先生方や看護師さんが通り過ぎる横で、階段の手すりにつかまり、へっぴり腰の状態で苦悶の表情を浮かべる妊婦と、その腰をさする旦那。

二日目の夜は寝る隙間もないくらいに痛みが増して、「ただただ早く生まれて欲しい。なぜなら楽になりたいから!」と願って、朝を待ちました。
特に主人の場合は、ベッドを用意されていないので、仮眠も椅子の上で取るしかなく、さらに痛い!と泣き叫ぶ妻の応対と、気が休まらない時間だったでしょう。

そうして、予定日から2日経った朝7時頃。
3800gの巨大な娘が生まれました。

【子育てのスタートをどう迎えるか】

子育て

前々回でもお話ししましたが、わたしたち家族が出産を検討する時、いろいろな条件や置かれてる環境を考慮しました。
そして、できるかぎり不安を減らせる選択肢を選びました。それが、日本での出産と主人の立会いを希望することです。一方で、ドイツでの出産を選ぶ駐在家族も多くいます。

初産を経験し、一番よかったと思うのは、「日本での出産による安心感」よりも「主人の立会い」でした。
はやく生まれて欲しいと思いつつ、一度生まれてしまえば子育ては始まってしまいます。そのスタートに主人と、出産を乗り越えられた経験はのちに夫婦の「共通語」になりました。
それぞれ生まれ育った環境が違う他人同士ですが、同じ空間・同じ時間・同じ景色や近い感情を感じる意味は大いに有ると実感しました。

とはいえ、仕事の兼ね合いやタイミング、そもそも立会いをしたいと思わない人も多くいると思います。立会い出産をしてこそ夫婦。だなんてことも思いません。そこに夫婦の話し合いと、納得感があることが大事なのかなぁと思うのです。

たまたまわたしたちの場合は、立会い出産のための休暇に関して、主人の会社に理解があったおかげで今回の出産があったと思います。たとえ、夫婦の希望があっても、周りからの理解や気遣いあってのものなのだと。

次回は生後1ヶ月の娘を連れて、渡独します。

河井あやね

Hanako 新米ライター。国際色豊かな大学を卒業するも、在学中は留学せず、そのあと広告代理店に勤務。
25歳でドイツ駐在生活をスタートし、20代後半を国外で過ごす。本帰国後、ドイツと日本のギャップを感じつつ、それさえも楽しもう。をモットーに天真爛漫系2歳児(娘)を育児中。



第1回 25歳、新米駐在妻。陸の孤島で感じた孤独感
第2回 「主人からきたLINE」が決め手だった。ドイツ駐在についていくか、日本でキャリアを積むべきか。
第3回 はじめての苦難。まさかつわりで手の甲に点滴を打つことになるとは…
第4回 「無理だ、外に行けない」薬すらもらいに行けない私。そこで夫の上司が言った言葉とは…?
第5回 「あなたの権利を尊重するから私の権利も尊重してね!」ドイツで学んだマインド
第6回 「ドイツで産むか、日本で産むか」家族会議で決まった結果は…!?
第7回 出産までどう過ごそう?苦戦したドイツ語勉強&南欧旅行

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