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子どもの将来のために、今できることって?【親子ではじめる、エシカル暮らし】

2019.11.02
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vol.1 ちいさな一歩をはじめます!

はじめまして。
家族をテーマにした「家族と一年誌 家族」という雑誌を作ったり、ものを書いたりして暮らしてる中村暁野といいます。

今から2年ちょっと前、東京から1時間半下った神奈川と山梨の間にある里山に引っ越しました。夫と9歳の娘、2歳の息子、垂れ耳うさぎのバターと一緒に、湖のほとりの古い家を改装しながら暮らしています。

目に入るのは山、谷、川。熊やイノシシの出現も日常茶飯事。スーパーは町にひとつ、日用品を扱う店は隣町まで行かないとありません。だけど大変かといったら、ネットでポチっとしたら欲しいものは翌日届くし、高速をとばせば都心にだって難なくいける。文明はすごいです。そんな文明の恩恵を受け、とくに不自由のない毎日を送れているわけなのですが、ずっとモヤモヤしていたことがあったのです。

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それは環境汚染や温暖化の問題です。

何かしなくちゃと感じてるのに、わたしの生活がそんな問題と繋がっているとわかっているのに、あまりに大きな問題に対して、動けない自分がいたのです。
環境問題に対して何かをすることや、語ることは「よいこと」だけど、胸を張って堂々と言える暮らしをしているかといったら、そうじゃない。だったら口にしちゃいけないんじゃないかしら。もっと徹底的に暮らしを変えた人が言うなら説得力もあるけれど。難しい問題は一旦頭の片隅に置いといて…としているうちに日々は過ぎて、またモヤモヤ…。

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そんなわたしが「このままじゃだめだ!」と奮い立つ出来事がこの夏、起こりました。

娘と本屋さんに立ち寄った時、海洋プラスチック問題についてのパネル展示が行われていたのです。
プラスチックがお腹に詰まり死んでしまった鳥や亀の写真を見た娘は憤り、直後の七夕の短冊に「プラスチックを捨てる人がいなくなりますように」と書いていました。

その文字が、ズーーーン!と胸に刺さったのです。そして思い出しました。15年くらい前、温暖化をテーマにしたドキュメンタリーを観た時のこと。やせ細った白熊がたった一匹で海を渡っていくラストシーンが辛く、こんな現実は耐えられん!と焦ったわたしは当時エコと謳われ出していた「マイ箸」「マイバック」「マイカップ」を揃えたのです。

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意気揚々と使いはじめたはずの、あれらは一体どこにいったんだろう…。結局なんにも変わっていない自分が、とてもショックでした。

このまま、もしまた15年経ってしまったら。
大人になった娘や息子にわたしは胸を張れるかな。そう思ったら、ああ変わりたい、と思いました。何かを変えようとする時、最初から100はできなくても。100のうちの1でも2でも、少しずつでも変わっていけたら。それはきっと意味がないことじゃないはず、とも思いました。

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そんなわけで、これからここで、小さく変化していく、我が家の暮らしを進行形で綴っていけたらと思います。
わたしたちはたくさんの矛盾や欲望を抱えている。変わるって、難しいことがたくさんある。だからこそ、子どもたちと話しながら考えながら、そして、こうして誰かと共有しながら、楽しく、変わっていけたらと思います。
どうぞよろしくお願いします!

中村暁野

中村暁野(なかむら・あきの)

編集者、エッセイスト。一年をかけてひとつの家族を取材する、家族と一年誌「家族」編集長。家族にまつわるエッセイやコラムの執筆も手がける。夫と9歳女子、2歳男子、たれ耳うさぎのバターと一緒に、2017年から、山梨と神奈川の県境にある藤野へ移住。古い一軒家を少しずつ自分たちで改装しながら暮らしている。
家族と一年誌『家族』