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近視の子どもが急増中 ! 子どもの視力どう守る?【3・4・5歳向け】

2020.02.23
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最近の調査(注)で都内の小学生の割強が近視ということが明らかに。子どもの目を守るにはどうしたらいいのでしょう。眼科医の玄真先生によると「昔は10歳くらいからだったが、今は5歳くらいから近視になりはじめ、6歳から本格的な近視になる子が増えている」といいます。「近視には遺伝的要因と環境的要因があり、環境的要因としては、屋外活動が少なくなっていること、幼少期からスマホやタブレットなどを近距離で長時間見る機会が増えていることが大要因です」近視は生活習慣病のようなもの。

小学生になる前から、外でよく遊ぶ、スマホを長時間見ないという習慣を身につけることが肝心。姿勢も重要。 「寝転んだり、ほお杖をついた状態で本やスマホを見続けると、片方の目だけに負担がかかり視力が悪くなります」小学校に上がると黒板の字が見えづらくなり、勉強にも支障が出ます。

今のうちから、近視を防ぐ正しい生活習慣を身につけさせたいですね。

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[教えてくれた人] 玄 真さん

0歳から診てくれる、北あやせよつば眼科院長。患者一人ひとりに寄り添ったオーダーメイドのような治療を目指している。
注:慶應義塾大学医学部眼科学 教室の坪田一男教授らは、都内小学生の76.5 %、中学生の94.9%が近視であるとの調査結果を発表(2019年8月)。

近視は直せるの?

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直すためにはレーシックなどの手術をするか専用のコンタクトレンズを装用することによって、角膜を矯正するオルソケラトロジーという方法がありますが、これらは最後の手段。 近視にならない生活習慣を身につけ、予防することが大事です。

どうして近視になるの?

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正常な視力の人の眼球はきれいな球形をしていて、遠くを見たときに網膜上でピントが合うようになっています。しかし、近視の人の眼球は奥行きが長くなっていて、網膜よりも手前でピントが合ってしまい、遠くのものがぼやけて見えにくくなるのです。原因には、遺伝的なものと、環境によるものがあります。

子どもの近視に気づくには?

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3~4歳のうちは近視より弱視のほうに注意しましょう。5歳くらいで、モノを見るときに目を細めるようであれば近視を疑い、早めに眼科医にかかりましょう。

メガネをかけると視力は悪くなる?

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適切なメガネをかけさせることで、近視の進行を抑制します。強すぎるメガネは近視を進めるので、眼科医にきちんと診てもらって適切なメガネを選ぶことが重要です。

近視予防の方法は?

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外遊びをたくさんさせましょう。屋外活動をよくする子は視力がよいことが証明されています。スマホは長時間使用させない、本やスマホを見るときは背筋を伸ばして姿勢をよくし、離して見ることも重要。薬による予防としては、低容量のアトロピンの点眼や、クロセチンを含むサプリが効果的ですが、使用は10歳くらい以降が適切です。

強度近視ってなあに?

大人では‒6、子ども(3~5歳)では‒4以下の視力のこと。かなり目を近づけなければモノが見えない状態です。強度近視は失明の原因になることもあるので注意が必要です。

弱視と診断されたらどうすればいい?

弱視の場合は早期治療が肝心なので、3歳児検診で異常が見つかればすぐに専門医に受診してください。子どもの視力は8歳くらいで完成します。その前なら治る可能性が高くなります。

スマホは目によくないの?

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はっきりとした因果関係はまだわかっていません。ただ、長時間、近距離のものを見続けるのがよくないことはわかっています。レンズを調整する毛様体筋に過度な負担がかかることが近視の遠因になるのです。間に休憩を入れるなどして長時間、連続して使わないようにしましょう。

イラスト〇 seesaw 取材・文〇石井栄子