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水分補給の目安って!? 小さなお子さんの飲み物について注意したいこと

2020.02.22

小さなお子さんの飲み物について注意したいこと

水 写真

大人にとって水分補給はとても大事ですが、それはもちろん子どもにとっても同じこと。
成人の体の約60%が水分でできているのに対し、赤ちゃんの体は約75%。確かに赤ちゃんは小さな体のわりには水分を多く必要としますよね。また、赤ちゃんの頃はまだ意思表示もままならないため水分不足になってしまったり、消化機能が未熟なため下痢を起こし脱水気味になってしまうというトラブルも起こりがち。
赤ちゃんの頃からしっかりと水分は補給していきたいものですが、実際にどのように水分を摂れば良いのでしょうか?
私自身、娘が生まれて間もないころ、最初は母乳やミルクで水分を与えていましたが、大きくなるにつれて「これは飲ませて良いのかな?」と疑問が出てくることが沢山ありました。
今回は、小さいお子さんの水分補給について考えてみたいと思います。

そもそも水分とは、母乳やミルクも含みます。月齢が低い頃は母乳やミルクのみで大丈夫。
生後3ヶ月くらいから水を飲ませることは可能と言われていますが、母乳やミルクは赤ちゃんにとって必要な栄養が含まれているため、水を飲ませることでお腹いっぱいになり、母乳やミルクを飲まないという状況はできるだけ避けるようにしましょう。
極端に喉が渇く、ミルクをどうしても飲まない、便秘、発熱という時などに湯冷ましやノンカフェインのお茶を取り入れてみて下さいね。
昔は生まれてまもない頃から湯冷ましや果汁を飲ませるという考えが定着していましたが、現在は基本的に6ヶ月頃までは母乳やミルクのみで大丈夫という考えが一般的になっています。(市販のミルクの成分の変化によるところが大きいです)
離乳食が始まる6ヶ月頃から、「食事」を通して水分を摂取していくようになっていきますが、母乳やミルク以外の「飲み物」も取り入れることができるようになります。
赤ちゃんが摂取できる飲み物は白湯、お茶(ノンカフェインのもの)、ベビー用イオン飲料、果汁などです。

1.水について 

水を注ぐ

基本的に赤ちゃんの頃から1歳くらいまでは湯冷まし(一度沸騰させた湯を冷ましたもの)を与えるようにしましょう。水については色々な意見がありますが、一般的には水道水には消毒後にも残留塩素やトリハロメタンという発がん性の疑いがある物質が含まれており、微量ではありますが100%取り除くことはできないと言われています。胃腸が未発達な赤ちゃんにはそのまま与えない方が良いと言われています。とはいえ日本の水道水は安全性が高いので、どこまで気にするかどうかはその家庭の考え方によると思うのですが、できるなら湯冷ましを与えるのをおすすめします。
ちなみに、湯冷ましを作るには、水道水を10分以上沸騰させることで不純物を取り除くことができるので、10分以上は沸騰させるようにしてください。その後、35-37℃の人肌程度に冷ましてから赤ちゃんに与えるようにします。
また、赤ちゃんにミネラルウォーターを与える場合は、ミネラルの少ない「軟水」で加熱殺菌済のものを選ぶようにします。ミネラル分の多い「硬水」は赤ちゃんの胃腸に負担をかけてしまうので避けるようにしましょう。

2.お茶について

 

お茶写真

お茶はノンカフェインのものであれば赤ちゃんも湯冷ましと同様に与えることができます。ベビー用の麦茶やほうじ茶、大人用のものであっても水で薄めれば大丈夫です。
カフェインは、興奮作用があるため成長するために大事な夜の睡眠の妨げになったり、利尿作用があるのでせっかく水分を摂ってもおしっこになって出てしまったり、必要な栄養素まで外に出してしまうといった働きがあるので、小さなお子さんには控えるようにしてください。年齢が上がってきて飲む機会があるようであれば、飲み始めは睡眠の妨げにならないよう、午前中に飲ませるなどの配慮をすると良いです。

3.ベビー用イオン飲料・果汁

市販のベビー用イオン飲料は、発熱や下痢、嘔吐などで水分とともに食べ物から摂取したミネラルを失ってしまう状況の時、ミネラルの補給という意味で飲ませるというシーンが多いです。ただこのベビー用イオン飲料は糖分が多く含まれており、ミネラル量も少ないため効果は限定的。お子さんの体調が優れず食事をうまく食べられないという緊急時にはOKですが、あまり習慣化しないようにしましょう。飲ませる時も量は少しずつが良いです。よく耳にする経口補水液は、食塩とブドウ糖を混合したものですが必要以上の糖分を追加していないので、お子さんの緊急時には経口補水液を与えるのもおすすめです。
ミネラルを補う時は、すまし汁やお味噌汁の上澄み、野菜スープなどで補給することもできます。また、下痢をしている時などはりんごの果汁もおすすめ。食事の代わりとして果汁で補うこともできます。

4.ジュース・清涼飲料水

ジュース清涼飲料水写真

ジュースや清涼飲料水は、糖分が多く含まれているため飲みやすく、好むお子さんも多いはず。清涼飲料水とは、「乳酸菌飲料、乳および乳製品を除く、酒成分1%未満を含有する飲料」です。具体的にはサイダーやコーラなどの炭酸飲料、果実飲料、野菜ジュース、スポーツドリンクなど。実はミネラルウォーターやお茶系飲料も含まれるのですが、ここでは特に糖分の多いドリンクについて取り上げます。

参考までに、清涼飲料水に含まれる糖分の目安はこちらです。

コーラ(250ml)27g
100%オレンジジュース(200ml)21g
スポーツドリンク(340ml)22.5g
野菜ジュース(250ml)21g

あくまで目安となりますが、幼児の1日の糖分摂取量は15gと言われているので、1本飲むだけで1日の摂取量を上回ることになります。更に飲み物だけではなくお菓子を食べたり、食事にも糖分は含まれるので1日の糖分摂取量はかなり増えてしまいますね。小さなお子さんの基本的な飲み物は水やお茶ベースのものにし、その他の清涼飲料水は運動後でエネルギー補給が必要な時など、その時の状況に合わせてほどほどに飲ませるようにしましょう。

このように、水やお茶といった飲み物は基本的に小さなお子さんにも飲ませやすいものですが、他のものに関しては糖分が過剰になってしまう懸念があります。とはいえ、糖分にはリラックス効果もあるため飲みたくなるものですし、100%飲ませないようにするのは難しいですよね。
何にでもいえることですが、とにかく「ほどほどに」が一番。同じものを摂り続けるとそれが過剰になってしまうので、同じものばかりにならないようバランスを考えながら水分摂取も意識していきましょう。

文○やないあつこ