子育てアドバイザー・河西景翔さんが教えます。 家で作れる!遊べる! スライム作りにチャレンジ。
Hanakoママwebで「働くママのカウンセリングーム」を連載中の、子育てアドバイザー・河西景翔さん。
保育士の視点から、ママに役立つ情報を発信します。
「バルーンスライムを作ろう!」
手や指をを使う遊びは子どもは大好きです。
そこで今回オススメなのは、バルーンスライムです。
普通のスライムとは異なり、このスライムは感触だけでなく、ストローなどを使って息を吹くとスライムを風船のように膨らますこともできます。
用意するもの
・ボウル2個
・水150CC
・ホウ砂5G
・洗濯のり100CC
スライムは、分量をしっかり計らないと失敗してしまうので、必ず計ってくださいね。
①水溶液を作ります。
ボウルに、水50CCとホウ砂5Gを入れてよく混ぜます。
②水100CCと洗濯のり100CCを①のボウルではないボウルに入れてよく混ぜ合わせます。
③ ②のボウルに①の水溶液を少しずつ加えてよく混ぜてください。
どろっとしたかたまりになれば完成です。入れたところから固まりますので、とにかくしっかり混ぜてくださいね。
透明なスライムが完成したら先ずは触ったりつまんだりして感触をしっかり楽しんでください。
バルーンスライムですので、ストローなどをさして膨らませると、バルーンのように膨らみます。
POINT1
強く息を吹き込んでみたり、優しく息を吹き込んでみたりと子どもに色々な息の使い方を教えていくと、バルーンスライムを膨らませるコツを子ども自身が体験を通して理解します。膨らます時に、空気が入る音に特徴があります。その音を楽しむことで、五感の中の「聴覚」を育てることができます。
次に、完成したスライムをテーブルの上などに置いて平にします。
ここで、「水性」のマジック又は、ペンを用意して、お子さんにスライムの上に好きな色を使い色を付けるよう声をかけてください。
実は、水性のペンで色をつける事によって水性インクが溶けて、絵の具のような濁った色ではなく、透明な色を付けることができます。
左が透明。右が色がついたものです。
こんな感じで絵を描くことができます。透明だからこそこうしたことも楽しめるんですよね。
POINT2
いくつか異なる色のスライムを用意して、混ぜてみると子どもが新しい「色」の発見ができるかもしれません。
今度は、色がついたスライムにストローをさして、息を吹き込ませると、透明のスライムとの違いに気づくことができます。
スライムを作って感触遊びをしておしまいではなく、透明なものから作り、色を付けて、混ぜ合わせ、色の変化を発見する。また、ストローで息を吹き込むことで、形の変化、音の変化も楽しめます。遊びの中に、工夫を加えるとその分子どもの能力はぐーんと伸びますよね。ぜひ、ご家庭でも楽しんでみてくださいね。
ちなみに遊び終わったスライムは、ボールに入れたりタッパーにいれれば繰り返し楽しむことができます。