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絵本の読み聞かせは、ママにとっての財産です
2016.05.01

編集部の取材エピソード 絵本の読み聞かせは、ママにとっての財産です

特集「絵本の読み聞かせ」

Hanakoママの絵本特集。事前に行った読者アンケートでは、「読み聞かせる時間がとれないのが悩み」「子どもが上の子のときほど興味を持たないのが心配」といったもの、また記事にもなった「読み聞かせをしてもなかなか寝てくれません」といったものなど、読み聞かせをしたいけれど、思うようにいかず悩んでいるママの姿がうかがえました。

今回、いろんな作品をご紹介しましたが、丸善の兼森理恵さんのお話にもあったように、読み聞かせの理想のカタチは「ママと一緒の幸せな時間を過ごすこと」。だから、たくさんのタイトルを読まなくてもいいし、毎日ちゃんと読む必要もない。ただし、読むときはママも楽しんで読めるものを、ということなのかなと思いました。

私自身も、胸を張って「読み聞かせをしています!」と言えるほど、いつも絵本を読みきかせているわけではなく、仕事柄、ひとりで読むことも多いですし、遅いから読まずに寝る、ということもあります。

夜中に読み聞かせた絵本

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『バルボンさんのおしごと』作/とよたかずひこ アリス館 1400円
ぜんそくの件があってから、いざというときには「バルボンさん」に助けてもらおうと、外出時にも持ち歩いていました。私にとってはお守りに近い絵本です。

息子が1歳くらいのころ、夜中にぜんそくの発作を起こし、眠れずにぐずることがよくありました。体調が悪くなるのは決まって夜中。家にある薬でしのげるか、遠くても救急病院へ行くべきか、親も毎回緊張します。あるとき、夜中にせきがひどくなって泣いてぐずっていたときに、息子が枕元にあった絵本を読んでほしいとせがみました。

『バルボンさんのおしごと』というその絵本は、当時の彼のお気に入り。最後に動物たちが保育園に子どもを迎えにくるくだりが好きで、ほぼ毎日読んでいたのですが、咳をしている息子に絵本を読む、という発想はなかった。実際に読んでみると、咳が和らぎました。薬の代わりになったとは思いませんが、いつもの絵本を母親に読んでもらうということで気分が落ち着いたのかなと思います。私自身も、絵本を読むことで、焦っていた気持ちがすっと引いたのを覚えています。

もう、成長してバルボンさんのシリーズは卒業、絵本の趣味もだいぶ変わった息子ですが、いまでもときどき「これ読もうか」と持ってくるとちょっと嬉しくなります。当時のことはすっかり忘れていても、絵本に対するいいイメージは残っているのかもしれません。

自分の好きな絵本はたくさんあっても、子どもと読んで楽しかった絵本、というのはまた別モノ。ソラで言えるくらい何度も読み聞かせた幸せな時間は、子どもにとってだけでなく、ママにとっても、大切な思い出になると思います。

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