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お財布にも環境にもやさしいエコ・クッキング

2020.04.15

新型コロナウイルスの影響により、学校の臨時休校や夫の在宅勤務など、家族全員分の3度の食事の用意が大変な上に、食費が家計を圧迫しているご家庭も多いのではないでしょうか。そこで今回は、「買い物」「調理」「食事」「片付け」の一連の流れを通して、節約にもなり環境にも優しいエコ・クッキングの方法をお伝えします。

お財布にも環境にもやさしいエコ・クッキング

では質問です。
以下の行動であなたが普段行っていることはありますか。

・買い物は安い時にまとめ買いをする。
・コンロの火は強火で調理をする。
・作った料理は母親が家族全員分を取り分ける。
・食べ終わった食器は重ねてから片付ける。

実はこれらの行動すべて、エコ・クッキングとは真逆の行動をしてしまっています。一つでも当てはまってしまった方は、この後お伝えするやり方をご参考にしてみてください。

エコ・クッキングとは

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産地で収穫された食べ物は、
「産地」→「収穫」→「運ぶ」→「お店」→「買い物」→「調理」→「食事」→「片付け」という流れをたどります。

エコ・クッキングとは、
私たちが直接関わる「買い物」「調理」「食事」「片付け」の場面で、節約にもなり環境にも配慮した工夫をすることです。
※筆者は東京ガス認定のエコ・クッキング指導者として活動しています。

1.買い物編

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新型コロナウイルスの影響で不安から買いだめをしている人もいるようですが、不必要な買いだめは期限切れや腐敗による食品ロスにつながります。食品ロスは深刻で、その量は年間500~800万トンにもおよび、1人当たり毎日1~2個のおにぎりを捨ててしまっているのです。
必要以上の買いだめは絶対に止めて、必要な量だけを買うようにしましょう。

そこで、ローリングストックという方法がおすすめです。
普段から缶詰や乾物などの保存がきくものを少し多めに備蓄しておき、使ったら使った分だけ買い足していくという方法です。いざという時に慌てずに家に食糧が確保してあり、定期的に備蓄品を消費することで賞味期限切れになることもなく、震災にあった時にも役立ちます。

2.調理編

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ガスコンロで調理をする際の節約術は、
「鍋の水滴はあらかじめふく」、「コンロの火は鍋からはみ出さない」、「鍋に蓋をする」、「お湯はその都度沸かす」ことです。フライパンや鍋に水滴がついていると、水分を蒸発させるために無駄なエネルギーを使うことになります。あらかじめ水滴を拭いておくだけで省エネにつながります。
※鍋の水滴を拭いて2リットルの水を沸かした場合、光熱費1回あたり0.9円のコストダウン(東邦ガス調べ)

また、鍋底からはみ出してしまっている火は鍋には伝わりません。逆に弱すぎても時間がかかって放熱量が多くなってしまうのでご注意を。火は鍋からはみ出さない程度が最も効率的であることを覚えておきましょう。
※適正な火力で1リットルの水をやかんで沸かした場合、光熱費1回あたり0.1円のコストダウン(東邦ガス調べ)

また、お湯を沸かしたり野菜を茹でたりするときは、鍋に蓋をすることで温度上昇が早くなり、時短にも省エネにもなります。
※鍋に蓋をして2リットルの水を沸かした場合、光熱費1回あたり0.4円のコストダウン(東邦ガス調べ)

さらに、電気ポットで長時間お湯を保温するより、使いたいときにその都度沸かした方が節約になります。
※電気ポットで水2リットルを沸かした直後に1リットルを使用し4時間後に残りの1リットルを使用した場合に比べ、やかんで1リットルの水を2回沸かした場合は、光熱費1回あたり4.1円のコストダウン(東邦ガス調べ)

3.食事編

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家族が食事を残さないようにする良い方法として、
自分自身でお皿に料理を盛り付けることがおすすめです。

家族それぞれで、お腹が空いている時もあればあまり空いていない時もあります。お腹が空いていない時に、作った人がいつものように盛り付けて料理が残ってしまうと、作った人も残念な気持ちになるし、食材が無駄になり食品ロスに繋がります。

自分自身のお腹に入る量と相談しながらそれぞれが料理を盛り付けることで、残さず食べきることができます。この方法は、子どもが残さず食べる習慣を身に付けることにも役立ちます。自分で食べられる量を考えて盛り付けることで、愛着や責任感がうまれ、自ら残さず食べようという意欲につながります。

4.片付け編

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食器を片付けるときに、食卓でお皿を重ねて片付けていませんか。
この方法だと汚れた食器の上に重ねた食器も汚れてしまうので、綺麗に洗うのにより多くの水と洗剤を使うことになります。さらに台所の排水の汚れがそのまま河川や海水の汚染につながります。

食器は重ねずにお盆などを利用して片付けるようにしましょう。また、カレーやグラタンなどの皿にこびりついた汚れは、新聞紙などでふき取ってから洗うと良いでしょう。なお、食洗機は庫内で少量の水を上手に循環させて洗うので、手洗いよりも1/9の水量で洗えるそうです。(PanasonicHPより)
家電も上手に利用しながら、節約と節水を心がけましょう。

まとめ

買い物編・・・大量の買いだめはダメ!日頃からローリングストック法を!
調理編・・・「鍋の水滴はあらかじめふく」、「コンロの火は鍋からはみ出さない」、「鍋に蓋をする」、「お湯はその都度沸かす」
食事編・・・食品ロス削減!料理は自分で取り分ける
片付け編・・・食べ終わった食器は重ねない

いかがでしたか。
どれもすぐに実践できることです。
節約にもエコにもつながるエコ・クッキングを今日から始めまてみませんか。

参考文献
エコ・クッキングブック 東京ガス株式会社著
東邦ガス株式会社暮らし情報
パナソニック株式会社HP:食洗器のメリット「とっても節水・節約」

阿知和 梨香

阿知和 梨香 (あちわ りか)食育アドバイザー

大手食品メーカーで10年間商品開発を担当し、数多くのヒット商品を発売。現在は子ども料理教室「食育クッキング」を主宰する傍ら、内閣府食品安全委員会の専門委員も勤めている。instagram.com/shokuikucooking

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