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質の良い油って?子どもの脳を育てるのにおすすめな油とは
2020.04.16 by やない あつこ やない あつこ

質の良い油って?子どもの脳を育てるのにおすすめな油とは

質の良い油って?子どもの脳を育てるのにおすすめな油とは

このところ、おうちで過ごす時間が増えてきて生活リズムが前と少し変わってきてはいませんか?

特に小さなお子さんは普段より運動量が減るため昼寝の時間がずれたり夜寝る時間が遅くなったり…と生活リズムが崩れがち。
まさに我が家は2歳の娘がそんな状態になっており、母は頭を抱えています。外遊びでめいっぱい体を動かせられないのであれば、できるだけ家でも疲れさせるために頭を使って脳を活性化させる遊びを取り入れなくてはいけない! と思う日々です。

よく小さなお子さんにとって脳の発達はとても大事です、という言葉を耳にしますが脳は他の部位と比べて幼児期の成長スピードが非常に早いから、というのが一つの理由。主に6歳までに急速に発達し、その後成長はゆるやかになるので、乳幼児期にいかに脳を育てるかが大事になってきます。

その脳の発達に非常に重要な役割を果たす栄養素が
・油(脂質)
・糖質
・鉄分
・たんぱく質
・ビタミンB群

と言われていますが、今回はその油(油脂)の話です。

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脳は水分を除くと60%は脂質でできているので、脂質が十分でないと脳がうまく育ちません。
では一体どのような「油」を摂るのが子どもにとって良いのでしょうか?

世の中にはさまざまな油があって、良い油悪い油があります。いろいろな言葉やカテゴリーがあるのですが、今回は難しい話ではなくできるだけシンプルに説明をします。

1つ言えるのが、油脂は2種類に分けられます。
・飽和脂肪酸(乳製品や肉など、動物性脂肪に多く含まれる)
・不飽和脂肪酸(植物や魚に多く含まれる)

中でも積極的に摂りたいのが不飽和脂肪酸です。
不飽和脂肪酸の中でもいろいろな種類がありますが、よく言われるのが「DHA(ドコサヘキサエン酸)」や「EPA(エイコサペンタエン酸」「α-リノレン酸」というn-3系脂肪酸を含む魚の油、えごま油、アマニ油など。えごま油やアマニ油は生食で食べるのに向いており、少しクセがあるので小さなお子さんには向かないかもしれません。

なのでまず言えるのは、
子どもの脳の発達にものすごく良いのは魚の油(特に青魚)!ということ。

良いといわれる油が多く含まれるのは、いわしやさばなどの青魚、ぶり、マグロのトロの部分など、脂がのっている部分になります。日本は魚が豊富なので、ぜひこれはお子さんの料理に取り入れてほしいです。

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調理が大変…ということであれば魚の缶詰でも大丈夫。
さんま、いわし、さばといった青魚の缶詰ってよく見かけますよね。骨もホロホロになって食べやすいものが多いので、我が家は白いごはんに青魚の缶詰を混ぜたご飯にして食べることが多いです。もし食べづらくて食が進まないお子さんには、マヨネーズを少し和えてあげたり少し味の工夫をしてみてください。

そして逆に悪い油とは下記の2つ。
・酸化している油
・トランス脂肪酸(マーガリン、ショートニング、またそれらを使って作られたパンやお菓子、一部サラダにも含まれる)

これらは体を酸化させてしまう毒性のある物質なので、できるだけ控えたい油になります。
酸化している油というのは、よくお惣菜コーナーにある、ずいぶん時間が経ったと思われる揚げ物だったり、家で開封してから長期間置きっぱなしになっている油だったりと、色々なシーンで出てくることが多いので、少し気をつけてみて下さいね。

では、ふだん料理に使う油は何を使えばいいのでしょうか。

これはお子さんの離乳食期からの質問でよくあがるものです。小さい子どもに与える場合、油って種類が多いので、選択肢がありすぎて迷うお母さんは多いと思います。

離乳食期からおすすめできる油はこちらです。
・米油
・オリーブオイル
・ごま油
・なたね油

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そもそもまず、油には「加熱向き」「生食向き」があり、加熱しても酸化しにくいものとしやすいものに分かれます。使用頻度の高い加熱向きの油が上記の油になります。

そしてあまりクセがなくて料理しやすいのがポイント。離乳食で油を使い始める時期に、このあたりの油からトライしてみると安心かなと思います。

更に、もっとこだわるのであれば、
①圧搾一番搾りや低温圧搾と書かれたものを選ぶ
これは植物油の抽出方法ですが、「圧搾法」、なかでも圧搾一番搾りというのは一番良質な油。逆に「抽出法」は、溶剤を使って高温で蒸留する際に肥満や動脈硬化など、身体に害を及ぼすトランス脂肪酸が発生する可能性があります。とはいえ、圧搾法は価格も高めなので、もう少しお手頃なものが良ければ抽出法の中でも低温で製法する「低温抽出法」のものを選ぶとより安心です。

②◯◯100%と書かれているものを選ぶ
世に出ているサラダ油はほとんどが遺伝子組み換えされているものだとか。そもそも油に関しては表示の義務付けがないため、なかなか判断ができないというのが事実です。なので、◯◯(オイルの種類)100%と書かれているピュアな油を選ぶのが安心です。それが国産だったり、有機栽培の表示があるとより安心ですね。

これに関しては、どこまで本人が気にするかの話かになってくるので、一概にこれだ! とは言えないですし、価格も違ってくるので、うまく使い分けたいところです。ただ、酸化した油を避けるためにも、できるだけプラスチックではない缶や瓶など、空気に触れると酸化しやすい油の性質を守ってくれるものを選んだり、大きすぎるサイズは避けたり、といったちょっとしたケアはできるかと思います。

我が家では、
①ふだん使い→米油、オリーブオイル
②ちょっと風味を出したい時→ごま油
③おやつ作り→なたね油
といった使い分けをしています。

一番多く使うのは米油なのですが、日本人だからこそなのか料理と米油の相性は抜群で、和食を作る上で風味で邪魔をすることがなく、使いやすいと感じています。皆さんの家で使われている油はどんなものが多いでしょうか?

一度お子さんの「脳の成長」も意識しつつ、油について考えてみてくださいね!

やない あつこ

やない あつこ食育スペシャリスト、離乳食アドバイザー、幼児食インストラクター。

毎日手作りのおかずが何品も出てくる家庭で育ち、健康的なご飯に目がない料理好き。シンガポールでの娘の出産・子育てをきっかけに、現在は東京都内で離乳食・幼児食作りや子どもの食育の教室・活動に励んでいる。娘のごはんや子ども向け料理レシピをInstagramで更新中!instagram.com/sally_eat

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