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中国でのコロナは終息……?【駐在員の妻は見た!中国の教育事情】

2020.04.19

2018年より中国・広州に滞在中の4歳児ママです。独身時代は上海で暮らしたことがありますが、現地で子育てしてみると驚きと発見の連続。今回は、新型コロナウィルスに関連する動きをお伝えします。私自身は、偶然1月中旬に日本に帰国しており、渦中の中国にはいませんが、現地と頻繁にやりとりをしています。


第13回 臨時特別8号:中国でのコロナは終息……?

突然決まった追悼行事

4月3日夜、SNSやモーメンツ(facebookの告知機能に似たもの)上で「4月4日午前10時は、コロナ死者に追悼の意を示すため、全土で半旗、3分間の黙とう・警笛を」との呼びかけを大量に目にしました。

黒い紙に4月4日と書かれていて、最初は縁起の悪いチェーンメールでは?と不気味に感じましたが、よく読むと追悼の呼びかけでした。読者の皆様をドキリとさせてしまったら、申し訳ありません。

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4月4日追悼行事への呼びかけ。

実は、4月5日は「清明節」という中国の伝統的な行事の日であり、祖先・知人の供養を行います。ご存じの方も多いと思いますが、あの世のお札を燃やす行事です。火事や交通渋滞を引き起こすので、4月4~6日を休暇にします。タイミングがちょうど良いので突如決まったそうです。
これは「コロナは封じ込めた」という宣言でしょうか。第一波への勝利なのか、この後、第二波があるのか。中国もまだ難しい段階にあるのかもしれません。

景気刺激策も

日本では、休業補償が議論になりました。欧米では、休業と補償はセットです。では中国では、どうなのでしょうか?

やはり、事業者への補償はありません。政府の命令は絶対です。ただ、景気刺激策として、商品券(中国語では消費券)の配布が行われた地方はあります。湖南省では最大約800億円の商品券が発行されました。北京・広州では、自動車購入の補助金や制限緩和が行われています(中国では渋滞緩和のため自動車購入が制限されており、購入には行政の許可が必要です)。

経済回復へ本腰を入れ始めた、ということですね。

中国政府の主張をどう思う?

外交戦術の一環だと分かってはいるものの、コロナに関して中国の主張にイラッとなる私。他国が持ち込んだウィルスだとか、人工的に開発されたものだとか、いろんな主張や噂があります。感染症は人類共通の課題です。一番世界が苦しい今、責任を押し付けあうのは……。中国人も世界も被害者に変わりはありません。が、中国政府の主張を、中国人はどう思っているの?と聞きたくなります。

で、聞いてしまいました。答えは「よくあることで、国内の不満を外に向けさせようとするやり方のひとつです」とのこと。中国は監視社会であり、これ以上は迷惑がかかるのでネットを通してきくのを遠慮しますが、まぁ「いつものことね」と思っているということです。でも、依然として「中国政府の言うことが正しい」と信じている人達も多いと思います。

私自身は、人工ウィルスなどという話は信じていませんが、興味深い記事を見つけました。2月28日、中国中央テレビ(CCTV)の有名なニュースキャスター崔永元氏がTwitter上で、世論調査を行いました。Twitterは中国では使用できないので、専用回線(VPN)接続ができる人達に限られてのやりとりです。
結果、1日1万人以上の回答が集まり、約75%が「新型コロナウィルスは、人工的なウィルスだ」と考えていると伝えられました。

うーん、すべてが落ち着いて中国に戻ったら、本当のところを聞いてみたいですね。

また、他国へマスクや医療部隊を送りこんで、支援アピールする戦術なども「中国の常套手段ね~」と感じます。アフリカの国々の中には意図を感じとり、激しく反発する国も。団結すべきだとわかっていても、分断がどんどん進んでいます。そんな政治の駆け引きに、とってももやもやしています。人類は、この歴史的な出来事から何を学ぶのか、どう価値観が変わるのかを引き続き注視していきたいです。

(この記事は、2020年4月12日現在の情報を元にしています。)
岡本 聡子

岡本 聡子 (おかもと・さとこ)経営学修士

2003~05年上海にMBA(経営学修士)留学。その経験をもとに『中国のビジネスリーダーの価値観を探る』(株式会社アルク『上海のMBAで出会った中国の若きエリートたちの素顔』を加筆・改題)を執筆。2018年より、広州へ駐在帯同中。5歳女児の母。防災士としてNPO活動も行う。facebook.com/okamotosatokochina

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