親と子で素材を使って「#おうち時間」を楽しもう!~ダンボールで作る時計作り~
Hanakoママwebで「働くママのカウンセリングルーム」を連載中の、子育てアドバイザー・河西景翔さん。保育士の視点から、ママに役立つ情報を発信します。
皆さんこんにちは。河西です。
コロナウィルスの影響で外出ができず、家で子どもとどのように過ごしたら良いのかわからない方も多いのではないでしょうか? 今回は、4回にわたり私が親子で楽しめる素材を使った製作遊びをご紹介します。
第2回目「ダンボールで作る時計作り」
<用意するもの>
・ダンボール
・画用紙
・折り紙やテープ
・のり
・はさみ
・モール
・ガムテープ
<ねらい>
時計がなんのためにあるのかを知り、数字に興味関心を持つ。
工程1「時計作りに必要な物を準備する」
5センチ幅のダンボールの端と端をガムテープで留めて輪を作る。輪が完成したら、画用紙の上に置いて、外側の枠に合わせて線を引く。
テープや折り紙などをハサミで切り落とす。
※ダンボールは堅いので、子どもの握力で切ることはとても難しいです。怪我をする恐れがありますので、大人が切るようにしてください。
工程2「時計の盤をつくる」
線の書いてある内側に、のりで切り落とした折り紙などを貼っていく。
今回は、テープや折り紙で行いましたが、他の素材を使ってもまた違う風合いになり楽しそうですね。
工程3「時計の数字を貼る」
大人が予め1〜12までの数字が書いてある物を用意しておきます。
本物の時計や手本となるものを、子どもの横において、手本と同じように数字を貼るように声をかけてください。 その際に、大人が横で、時計にある数字の意味を伝えていくと(3時ならおやつなど)、より子どもは時計や数字に興味を持っていきます。長い針と短い針があることに気づかせ、その役割を教えていくと、次の工程へつなげることができます。
工程4「画用紙を切って、ダンボールに貼る」
画用紙の線をハサミで切って、切り終えた画用紙をガムテープやのりなどで、土台となるダンボールにしっかりと貼り付けます。
工程5「針をつける」
モールを2つに折り曲げる針を作るのですが、その際に、工程3で話をした、短い針と長い針を思い出させるような声掛けをしていくと、2つの針が同じ長さではないことに子ども自身が気づき、折り曲げる時に工夫する様子が見られるはずです。
その際には、気づけたことに対して「よく気づけたね」など褒めて認めるような言葉がけをしてください。
時計の裏側から、針となる割れている方を表に出して、裏側のモールをガムテープで固定したら、針の完成です。
工程6「時計の縁に余った折り紙を貼り付ける」
表から見て数字が隠れないように貼るにはどうしたら良いのか子どもに考えさせながら、貼らせるようにすると考える力がそこで養われます。
完成です!
<考察>
自分でつくった時計は、愛着があり、その愛着から時計への興味関心へとつながっていきます。
外出できず自宅で過ごしていると、リズムが狂ってしまうことも多いと思います。針を手動で動かすことができるので、ママがスケージュールを書いて、時計に合わせて動いたり、日々の生活の「目印」として使い、時計の本当の意味を体験を通して学ばせていけるといいですね。