親と子で素材を使って「#おうち時間」を楽しもう!~世界にひとつだけパズルをダンボールで作ろう!~
Hanakoママwebで「働くママのカウンセリングーム」を連載中の、子育てアドバイザー・河西景翔さん。保育士の視点から、ママに役立つ情報を発信します。
皆さんこんにちは。河西です。
コロナウィルスの影響で外出ができず、家で子どもとどのように過ごしたら良いのかわからない方も多いのではないでしょうか? 今回は、4回にわたり私が親子で楽しめるダンボールを使った製作遊びをご紹介します。
第3回目「世界にひとつだけパズルをダンボールで作ろう!」
<用意するもの>
・ダンボール
・画用紙
・折り紙やテープ
・のり
・はさみ又は、カッター
・ブッカー
<ねらい>
「身近にあるものが、玩具になることを知り、パズルで遊びながら集中力・記憶力を養う」
工程1「白い画用紙に好きな絵を描く」
クレヨンやマジックを使って、画用紙に自由な絵を描きましょう。ママやパパも子どもと一緒に描いてみても良いかもしれません。
工程2「ダンボールに貼り付ける」
描き終えた画用紙を今度はダンボールに貼り付けていきます。ブッカーの剥離紙を剥がして、ダンボールをその上から乗せ、コーティングします。
※のりでしっかりと貼り付けておかないと、ブッカーを上から貼っていても、切ったあとにダンボールから画用紙が剥がれてしまう可能性があります。
完成したら、切る前にスマホなどで「完成図」の写真を撮っておきます。
工程3「好きな形に切る」
好きな形に切っていきましょう。ちなみに、年齢ごとにパズルのピースは数が異なります。以下、参考にどうぞ。
2歳…9〜40ピース
3歳…30〜60ピース
4・5歳…60ピース〜 となります。
しかし、60も切るのは大変だと思いますので、子どもの様子を見て、完成する速度が早くなったら、更にダンボールを小さく切って難易度を上げていくと良いかもしれません。
<考察>
パズルで身につくと言われている能力は、
「集中力」…完成するまで諦めたくないということから、長い間集中して取り組むことができます。
「想像力」…ピースとピースをどのようにつなげれば形になるかを考えたり、完成図に近づけるために頭の中でシュミレーションをしながら配置していくことで、想像力を自然と高めることができます。
「記憶力」…パズルは、完成したら終わりではなく、壊して完成してを繰り返す反復遊びです。回数を重ね、同時に記憶を辿らせながら行うことで、完成させるまでの時間が早くなります。
「観察力」…パズル上の色や形を観察をし、頭の中で整理します。 また、自分で完成させる時間を決め、時間内で完成させることで「達成感」を味わうことができます。時間内に完成しなかった場合は、自分の行動を振り返り、達成できるにはどうしたら良いのかを考え、実行していく「非認知能力」も育てることができます。
番外編として、破れたり壊れて棄ててしまう絵本なども、パズルに変化させることができます。 大人も、要らなくなった雑誌の一部などを使い、パズルを作り、お子さんと一緒に#おうち時間を使って脳トレしていけるといいですね。