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発達障害児の小学校選び(前編)〜学校は生モノです。まずは見に行って最新情報を得るべし〜【発達障害児ママのドタバタ子育て奮闘記】

2020.05.13

公立小学校の特別支援学級に通う6年生の次女、アタはASD、いわゆる発達障害児。最初はその事実を受け入れられませんでしたが、そのうち、普通の子より個性が強すぎるだけなのかも、という心境に。こう言っては不謹慎ですが、障害児を育てるというのは、案外面白いのです。現在、夫は海外に単身赴任中。大学生の長女と私、そしてアタの3人のドタバタライフを書き綴ります。


第11回 発達障害児の小学校選び(前編)〜学校は生モノです。まずは見に行って最新情報を得るべし〜

(1)やっと幼稚園に入ったと思ったら、次は学校探し!?

「ねえねえ、アタちゃんも〇〇小?」
年長さんに進級してすぐのこと。
お友達の無邪気な一言に、ドキッ。
アタの幼稚園は小学校併設でしたが、特別支援学級はありません。

そういえば、障害のある子ってどこに行けばいいんだろ?

調べてみると進学先は3種類。
① 通常学級(通常級・普通級)
知的障害はないけれど、集団生活が心配な子は、通常級に在籍して週1回通級指導教室(東京都は「まなびの教室」)に通うこともできます。

② 特別支援学級(支援級)
公立の学校にある固定学級で、IQ51~75程度の軽度知的障害の子どもを受け入れます(東京都には知的障害のない情緒障害の支援級はありません)。

③ 特別支援学校(支援校)
視聴覚障害、知的障害、肢体不自由、病弱で障害の程度がやや重く、特別対応が必要な子が通います。

なるほど。
「行きたい」だけでは行けないのもわかりました。
幼稚園に入れてホッとしたのも束の間、今度は就学に向けての活動開始です。

発達が心配な子の就学相談。東京都では例年5月に始まります。
区の説明会に参加し、相談の流れと先輩保護者の体験談を聞きましたが……全然ピンと来ません。

驚いたことに、会場で先輩にビシバシ質問するのは、年中年少さん保護者が中心でした。
聞けば、興味がある学校は毎年見学に行っているとのこと。
学校は毎年雰囲気が変わるけど傾向は読めるし、人によって感じ方も違うので、とにかく自分で見た方が良いとアドバイスされました。
学校は生モノ。最新情報は足でゲットしろってことですね!

(2)いざ、学校見学へ!

我が家の場合、支援級がある小学校は区内に5つ。
とりあえず徒歩で通学可能な2校と、特別支援学校の説明会&見学会に行きました。

・見学その1支援級:アットホームさが魅力だけと狭いのが難点

最初の1校は、うちから徒歩約30分。住宅街にありました。
初めて見た支援級の子ども達は元気いっぱい!
学校楽しいんだなぁという印象でした。
こじんまりした学校で、児童数も少なくアットホームな雰囲気。
アタでも無理なくやっていけそうです。

ただ、都会の学校だけに敷地が狭く、活発なアタにはちょっと物足りないかなという印象。
運動場の使用も通常級と交代の時間制で、その点については支援級の先生も「本当はもう少し自由に校庭が使えたら良いんですが」と仰ってました。

・見学その2支援級:都内なのに広い! 自然が豊か! インクルーシブ教育も熱心

次の1校も徒歩30分ほど。
驚いたのがこの学校、都内とは思えぬ自然環境と広い校庭を持っていました。前の学校と対照的でした。

支援級の児童は、前述の学校より若干障害が重めの子が多い印象。障害の種類にもバラつきがある感じでした。
学習は習熟度別。
得意科目で通常級の授業に参加する場合もあると聞きました。

その学校は、校長先生が特別支援教育に熱心で、インクルーシブ教育を推し進めている真っ最中でした。
その一環として、運動会や校外学習はもちろん、給食やクラブ活動、委員会活動などでも通常級との交流機会を増やしているとのこと。

「インクルーシブ教育の進め方も色々ですよ。支援級の枠を取り払って全員同じ環境で教育する方法もあれば、普段は別の教室で学び、一緒にできることを模索しつつお互いの存在を認め合う方法もあります。どちらが良いとも言い切れませんが、この学校は後者です。
通常級で辛い思いをして転籍してくる子もいるので、一律で交流を勧めようとは考えません。学習交流についても、親の希望より、本人の状態と受け入れ側のクラスの事情を考慮して総合的に判断します」

実はこの時初めて「インクルーシブ」という言葉を知った私でした。

この時、高学年クラスでは移動教室の報告会をしていました。
スライドを使い、たどたどしいけれど自分でまとめた原稿を読む姿に、アタもいつかこんなことができるようになるかも! と希望を抱いたのを覚えています。

見学者が多かったせいか、授業に集中できずウロウロしてしまう子もいました。先生は咎めず、介助員がサッと寄り添いました。
児童8人に対し教員が1人配置。介助員も付き、通常級とは比べ物にならない手厚さです。
クラスのまとまりは今ひとつでしたが、これから変わるかもと期待させる学校でした。

・見学その3特別支援学校:より専門的なケアが特徴

特別支援学校へは電車とバスを乗り継いで行きました。
スクールバスがあるので、通学は問題なさそうですが、保護者会や学校行事などは親が大変かも、と正直思いました。

支援級に比べやはり障害の程度が重い子が多く、体育も軽いボール遊びなどが中心。
ただ、指導する先生方は熱心で、より専門知識のある方も多く、将来を考えると支援級より頼りになる気がしました。

(3)いろいろ見学したけど結局決められない……

どの学校もそれなりに魅力的。
でもその前に。

せっかく理解ある友達と一緒に進学できる小学校が近所にあるのに、一度もトライせずに支援級に行くべき? 環境がガラリと変わっても、アタは耐えられる?

何を優先すべきかを考えると、悩みは振り出しに戻ってしまうのでした……。(後編へ続く)

※今年度は新型コロナウイルス感染症の影響で、就学相談の開始時期も未定とのことです。時期についてはあくまで、例年の話として参考にしていただければ幸いです。

China

China (ちな)2児の母。

特別支援学級に通う次女、マイペースな長女と、すったもんだの日々を送っています。 娘ラブの夫は単身赴任中。エッセイを通して、発達障害って案外いいね!と思ってもらえたら嬉しいです。

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