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「子どもを性犯罪から守るために家庭でできる3つのこと」

2020.06.06

皆さんこんにちは。河西です。

今回は、「お子さんを性犯罪から守るために大人ができること」をテーマにしました。というのも、小さなお子さんを狙った性の犯罪がここ数年で非常に増えています。犯罪者にとっては、いっときの快楽。でも子どもは一生の傷を負います。保護者の方からの関心も高く「どうしたら守ることができるのか教えてほしい!」と相談をいただくことも多くありテーマとさせていただきました。

子どもに「羞恥心」を教えていきましょう

皆さんは、羞恥心という言葉を知っていますか?言葉は知っていても、その意味を知らない人は多いのではないでしょうか。羞恥心とは、『自らを恥ずかしいと感じる心』を指します。この羞恥心は、自分と他人の違いがわかる3歳から4歳前後に一番育ちやすいと一般的には言われています。

日々の生活の中で、大人が「人前で洋服を脱いで着替えることが恥ずかしいことだ」と指導していくことが大切です。「そんなことで犯罪から守ることができるの?」と思う方もいるかもしれませんが、人前で着替えることに恥ずかしいという気持ちがもてるようになると、見ず知らずの大人に「脱いで」と声をかけられた時、きちんと「いや!」と意思表示が出せるようになります。家だから、身だしなみは気にせず何でもOK!ではなく、家も外も同様に、羞恥心を育てられるような環境と日々の声かけが重要となってきます。

また、現代はスマートホンでいつでも写真が撮れる時代になりました。人前に出る時は、身なりをしっかりとしていなければならないという意識をもっていると、幼児を目的とした(下着などを写すような)盗撮などの事件に合う確率が低くなります。子どもの側にいつも親がいるとは限らないですし、周りにいるすべての大人が守ってくれるとは限りません。最低限の身だしなみを整えることを子どもがしっかり学んでいれば、自分の身は自分で守ることができます。

そして、大人が「羞恥心」を育てる大切さに気づくことも子どもを性犯罪から救う手立ての1つともなります。慌てて子どもに対して「羞恥心」を育てようとしても、時期を逃せば身につくのに時間がかかってしまいます。この育ちの時期に、大人が子どもに対して人前に出る時には、その場にふさわしい格好があることを教えていけば、子どもは羞恥心を自然と習得します。

「たすけて!」と言える訓練をする

羞恥心は、犯罪から身を守ることができますが、実際に事件に巻き込まれた時に、どのように声を出してよいのかわからなくなってしまう子は多くいます。大人も同様に、犯罪に直面したとき声の出し方を忘れてしまうとも言われていますね。では、どうしたら良いのか? それは、訓練が必要です。

保育園では、月に1度「避難訓練」というものをしています。「火事」や「地震」が主なのですが、中には「不審者が出たときの対応」なども子どもと一緒に学びます。自分に危機が迫った時に、大きな声で「たすけて!」と言えるような練習を日々家庭に中でも練習していくと、いざという時に、「たすけて!」と声をだすことができるようになります。

プライベートゾーンの大切さを子どもと一緒に大人も学ぶ

「プライベートゾーン」を知っていますか? これは、アメリカで生まれた言葉で「他人に見せても触らせてもいけない、性に関係のある、自分の身体の大切な場所」という意味があります。

主にどこを指すかというと「水着を着た時に、肌が隠れている場所」と「口」です。子どもたちに言葉で、性犯罪のを説明しても難しいと思うので、実際に水着を着せ、鏡などを使って、肌の隠れている場所を見ながら話をすると、子どもは「あぁ、ここは見せてはいけないんだ。自分だけの大事な場所なんだ。」とイメージをしやすくなります。

幼児期になると、子ども同士で性器の見せあいをして楽しんでしまう光景がよく見られます。これは「その部分に興味がある」という表れでもあります。このような姿が見られたら、プライベートゾーンを教えるいいチャンスです。

大人が子どもへプライベートゾーンを教える際に、伝えるべき4つの約束ごと。

①プライベートゾーンは、大切な場所だと教え、自分以外の人には見せないように伝える

②他人のプライベートゾーンは、絶対に触らない

③触られてしまったときは、お家の人にきちんと伝える

④友達を含めた人や知らない人に触られそうになったら、「いや!」と言えるように練習する(これは先程の話同様に、練習することが大切です)

そして、大人が子どもに声を掛ける時、特に気をつけてほしいのは、子どもがふざけて性器を見せてしまった時に「しまいなさい!」「汚い!」「やめなさい!」などの否定的な声掛けをすること。これだけは、絶対にやめましょう。こうした否定的な言葉がけは、子どもがどうしてその行為をしてはいけないのかがわからないままになってしまったり、子ども自身が、否定されてしまったことで、性器=汚いものになってしまい、犯罪にあったときに、「汚いことだから誰にも言っては行けないんだ」と勘違いをしてしまいます。あくまでも、「大切な場所」ということを教えていくことが大切です。プライベートゾーンに興味を持ったタイミングで、大人がきちんと説明していくと、子ども自身も、性器を人前で安易に出してはいけないことを学習し、健やかな身体と心の成長をしていくでしょう。

性の犯罪から守れるのは、大人からの教えです。生きていく時に必要となる力を、私達が子どもにしっかり教えて、子どもたちの未来を守っていけるようにしたいですね。

河西 景翔

河西 景翔 (かわにし けいと)子育てアドバイザー

小学生の頃から保育士を目指し、中学から保育園でのボランティア活動を通して、日本音楽学校に入学し、保育士・幼稚園の資格を取得。平成14~26年まで、保育士・幼稚園教諭として現場で働く。現在は、セミナーを開催したり、ウェブマガジン・ブログを通し、子育てに悩むママに向けて、子育てに関する情報を発信。「子育て中のママと、共に悩みながら最良の道を切り開く」を念頭において、日々奮闘中。

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