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離乳食のお悩みにお答え!この時期に注意したい食材について

2020.06.20

生まれてからずっと母乳やミルクで成長してきた赤ちゃん。5-6ヶ月になると離乳食が始まり「食べること」という新しい世界が広がって、赤ちゃんの成長をこの目で感じることができると思います。

いろんな食材を経験をさせてあげたいけれど、初めての食材をあげる時はどんな反応をするかドキドキしますよね。赤ちゃんにあげて大丈夫かな? と思う食材も。離乳食が始まって、必ずどのお母さんも感じるであろう疑問が「この食材ってもう食べさせて大丈夫なのかな?」ということ。今回は、離乳食期に気をつけておきたい食材についてまとめてご紹介します。


1. 離乳食の基本

食材選びという観点から考えると、離乳食の基本は「衛生面に気をつける」「新鮮な食材を使う」この2つ。内蔵の成長が未発達な赤ちゃんは菌などに弱いため、調理器具はできるだけ清潔なものを使い、食材は基本的に加熱するようにしましょう。また、ベビーフードなど既製品を使う場合は別として、生の食材から調理する場合には古いものではなくできるだけ鮮度の良い食材を使うようにします。

2. まず気をつけたいアレルギー食材

気をつけるべき食材のトップにくるものが、アレルギーの可能性がある食材。下記が対象となるものです。

特定アレルギー

①特定原材料7品目…卵、小麦、えび、かに、そば、落花生、乳

②上記に準ずる20品目…あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイ、牛肉、くるみ、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、松茸、桃、山芋、りんご、ゼラチン

アレルギーとして多いのがタンパク質となる鶏卵、小麦、乳です。

初めてあげる時は緊張すると思いますが、アレルギー対象の食材だからといって無理に遅い月齢であげる必要はありません。一時期アレルギーを起こしやすい食材は遅くと言われていましたが、現在は「特定の食べ物の摂取開始を遅らせても、食べ物アレルギーの予防効果があるという科学的根拠はない」とされています。アレルギーに関しては個人差があるものですので、何かある場合は医療専門家に相談するようにしてください。

参考までに、アレルギーが起きやすい鶏卵、小麦、乳の開始目安をご紹介します。

…卵黄は離乳初期(6ヶ月頃)から始めることができます。離乳食開始してから約1ヶ月がたち、タンパク質の豆腐や白身魚などに慣れてきた頃が望ましいです。最初は固ゆでしてからつぶした卵黄を耳かき1さじ程度からあげはじめ、1~2日おきに耳かき1さじ分増やしながら慣らしていく。卵黄2/3個分(小さじ2くらい)~1個分食べられるようになったら、アレルギーの出やすい卵白を含む全卵を離乳中期(7~8ヶ月頃)から始めていきます。卵は基本的にしっかり加熱をし、離乳完了期となる1歳6ヶ月頃も1日の目安量は全卵1/2~2/3です。

小麦…離乳中期(7ヶ月頃)、離乳食が始まり1ヶ月くらいたってから始めるようにしましょう。エネルギー源となる炭水化物のお米、芋類に慣れてから、うどんやパンにトライします。市販のパンは卵を含む乳製品や糖分も含むので気をつけてください。最初はフランスパンの中身をくりぬき柔らかくしてあげるなど、あまり余分な材料が入っていない種類のパンを選ぶこともおすすめです。

…最初は無糖ヨーグルトから、離乳食に慣れて1ヶ月くらいたった離乳中期(7ヶ月以降)くらいから始めます。乳製品は赤ちゃんの胃に重いので最初は2-3日に1度あげて様子を見ましょう。チーズは脂肪や塩分の少ないカッテージチーズなら、中期以降の離乳食期の赤ちゃんも食べることができます。牛乳は離乳中期から、少量ずつ加熱し調理に混ぜて使います。飲み物として飲むようになるのは1歳以降です。

アレルギー品目を初めて食べさせる時の注意点

①午前中に

②小さじ1から

③品目は1日1つに

もしアレルギーの症状が出てしまった場合、すぐに医療機関へ行くことができる午前中に食べさせることをおすすめします。量は小さじ1くらいの少量から始め、新しい食材は1日に何種類もあげてしまうと、万が一アレルギーが出てしまった場合何が原因か分からないため1種類にするようにしてくださいね。

3. ボツリヌス症の原因となるもの

もう1つ特に気をつけたい食品が、ボツリヌス症の原因となる食品です。1歳未満のお子さんは、腸内環境がまだ整わずボツリヌス菌が増え毒素を作ってしまうことがあり、その結果乳児ボツリヌス症を発し、便秘・全身の筋力低下・脱力といった神経麻痺性の中毒症状が起きてしまう可能性があります。ボツリヌス症の原因となる食品がはちみつ、黒糖、コーンシロップなど。これらは1歳未満のお子さんには食べさせないようにし、腸内環境が安定してくる1歳以降に始めましょう。

はちみつは、実はお菓子やパン、ジュースなどに含まれていることも多いので1歳未満の時期は市販のものをあげる際には原材料に気をつけてくださいね。

4. 食中毒のおそれがあるもの

生魚、お刺身などは細菌による食中毒の恐れがあります。赤ちゃんはまだ消化機能が整っていないため大人よりも細菌に弱い状態。食べるのはできるだけ3歳以降から少しずつにしましょう。

最初は白身魚から始め、慣れてきたら赤身魚というように。青魚はサバなどじんましんを起こす可能性があるので幼児期に無理に食べさせなくても大丈夫です。貝類も同様にあえて食べさせる必要はありません。海老やカニの甲殻類はアレルギー発症のおそれがあること、たこやイカなどは噛みきれるかどうかを判断してトライしてください。子どもの消化器官が大人と同じようになるのは8~10歳頃と言われているので、そのくらいの時期に食べられるようになるくらいでも全く問題ないかと思います。

5. 喉につまりやすい食品

小さなお子さんはまだ噛む力が弱く、気道も狭いので食品を喉につまらせてしまうことに十分注意しなくてはいけません。気をつけたい食品はそもそも噛みにくいもの(もち、いか・たこ、かまぼこ、こんにゃく、ゼリーなど)、小さくて丸いもの(ナッツ、豆類、あめなど)、喉につまりやすいもの(海苔など)

食べさせる時にはお子さんがきちんと噛める固さ、また喉にひっかからない大きさ、柔らかさというのを意識してくださいね。お餅なども、食べ始めるのは噛む力がついてきた3歳頃からとされています。

6. 塩分・糖質・脂質の高いもの

塩分の高いスナック菓子やファーストフード、糖質や脂質の高いチョコレート、アイスクリーム、ジュースといった食品は離乳食期の赤ちゃんには食べさせないようにしましょう。胃への負担や健康上の観点からも、また早い段階でこういったものに慣れてしまうと味覚がうまく形成されない、中毒性があるなどの懸念もあります。

7. 食品添加物を含む食品

食品添加物は多くの食品に含まれており、大人は摂取しても問題ないとされていても子どもが摂りすぎることは身体によくありません。特に気をつけたいのが

発色剤(亜硝酸ナトリウム、硝酸カリウム、硝酸ナトリウムなど)

合成着色料(青1、赤2、カラメル色素など)

保存料(安息香酸、ソルビン酸など)

漂白剤(亜硝酸ナトリウム、亜塩素酸ナトリウムなど)

甘味料(アスパルテーム、D-ソルビトール、スクラロースなど)

防カビ剤(イマザリル、オルトフェニルフェノールなど)

など。これらが含まれる食品として、ハムやウィンナー、かまぼこ、ちくわといった加工食品や清涼飲料水、駄菓子、ドライフルーツなどがあげられます。ハムやウィンナーは小さなお子さんも好きだと思いますが、始めるなら幼児食(1歳半頃)から少しずつ。塩分も多いので離乳食期には避けてくださいね。

離乳食期はママが気をつけなくてはいけない食品が多くて大変ですが、食品そのものの素材の味を楽しむ時期。できるだけ自然なものを食べさせてあげてママとお子さんの食事の時間を大切に過ごしましょう。

やない あつこ

やない あつこ (やない あつこ)食育スペシャリスト、離乳食アドバイザー、幼児食インストラクター。

毎日手作りのおかずが何品も出てくる家庭で育ち、健康的なご飯に目がない料理好き。シンガポールでの娘の出産・子育てをきっかけに、現在は東京都内で離乳食・幼児食作りや子どもの食育の教室・活動に励んでいる。娘のごはんや子ども向け料理レシピをInstagramで更新中!instagram.com/sally_eat

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