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子どもが集中して食べてくれない? 理由と対処法

2020.06.28

お子さんが食事に全く集中してくれない! というママの悩みを抱えている方は多いはず。せっかく作ったご飯なのに、思ったように食べてくれない…というのはママにとっては悲しいしストレスでもありますよね。そもそもなぜ子どもは集中して食べられないのでしょうか? もしかしたら気づかないところに原因があるのかも? 今回は理由と対処法について考えたいと思います。


お子さんの食事、集中力という観点で気になることをママに聞いてみると

・じっと座っていられず、椅子から立ってしまう

・他のことに目がいってしまう

・遊びながら食べる

・あまり食べてくれない

などがよくあげられます。

そのたびに「ちゃんと座りなさい!」「ちゃんと食べなさい!」と声をあげることもしばしば…と思いますが、ちょっと待って。

そもそも大前提として、0~3歳くらいまでのお子さんにとってそもそも「集中しながら食べる」というのは難しいこと。例えば大人はテレビを見ながらご飯を食べる、といった2つのことを同時にできますが、子どもにとって同じことを同時にやるというのは難しい。大人と同じことを求めすぎない方が良いということを覚えておいてくださいね。3歳を過ぎて興味の幅が広がり、社会性が出てくると少しずつマナー・ルールといったことも理解するようになります。0~3歳の時期に、もちろん正しいことを教えることは大事ですが、あまりしつけるということを強要しすぎることなく「食事の時間は楽しむ時間」と思って過ごしましょう。

ではなぜ集中しないのか? 理由を探ってみよう

自分の子どもがどうも食事中に集中してくれないな…と思ったら、まずはその理由を考えます。

どうして集中しないのかな? 何をしたがっているのかな? まずはよーくお子さんを観察してみて下さい。食事の最中だけではなくその前後の行動を見ることで、何か理由が見えてくるかもしれません。

そもそも食事の時の環境は大丈夫?

まず気にしたいのがお子さんの食事環境。椅子は立ち上がったり動いたりしやすくなっていませんか?

・テーブルがお子さんの肘の高さになっている(椅子の高さで調節します)

・腰がずり落ちたりすることなく正しい姿勢で座ることができる

・足の裏がしっかりと地面または椅子の踏み台につく状態になっている

ということを確認してみてください。特に足の裏がしっかりついているかどうかは、噛む力を勉強中の小さなお子さんにとってはとても大切なこと。足がぶらついているとうまく噛むことができない=食べづらい=集中力が切れる ということにもつながります。

更に、テレビはついていないか? 音楽は流れていないか? おもちゃが近くに置かれていないか? など、お子さんの集中がそがれてしまうようなものが周りにないかどうか今一度チェックしてみてください。

食事の前にしていたことが気になっていない?

食事の直前までしていたことに名残惜しさがあり、まだやりたいという気持ちがあるとお子さんは気になって仕方がありません。直前までしていた遊びを急にやめさせられ食事、と言われるとお子さんはすぐに食事に目が行きにくく抵抗してしまうことも。

できればきりの良いところで遊びをやめられるようにもっていくか、食事の時間が近づいてきたら「〇〇をしたらもう食事だからね」「この時間になったら〇〇はやめて椅子に座ろうね」といった声かけを何度かすることで、お子さんの気持ちの切り替えもできるようになります。とにかくこの時に大事なことはメリハリです!

お腹が空いていないのでは?

食事に集中しない=そもそもお腹が空いていないという可能性もあります。直前におやつを食べすぎていないか? 体をあまり動かしていないのでは? ということも考えられるので、1日のルーティンを見直すというのも1つです。体をしっかりと動かし、規則正しい生活を心がけると自然に朝昼晩の食事も整ってきます。

では、実際にどのように対処していけば良いでしょうか?

1. 行動のルーティン化

まず大切なのは、ルーティン化して子どもに一連の流れを覚えさせてしまうこと。

時間になったらおもちゃは片付ける、手を洗う、お皿を運ぶ、席に座る、いただきますをする、といったような流れを作ってしまい毎日それを実践するようにしましょう。大人は行動をパターン化すると自然と体が動くものですよね。子どもも同じで一度慣れてしまえば、食事も自然と習慣化していきます。食事そのものではなく、食事の前後の行動も意識してみて下さいね。

2. 食事の時間を楽しく!

食事の時間をお子さんにとって楽しいと思える環境に整えることはとても大事です。小さなことでも良いので、食器はその子の好きなものにしたり、食事中はできるだけ親も一緒に座って食事をするように。その時に親が何か別のことをしながらであったり、無言のままなのではなく「この料理は〇〇だね」「この食材は〇〇で、どこからきていると思う?」などできるだけ食事に関する会話を膨らませましょう。もちろん食事の邪魔になってしまうテレビや音楽、おもちゃなどはできるだけない状態で、家族と一緒に過ごす時間を大切に!

また、食育という観点から家庭菜園をしたり、キッチンのお手伝いをお願いしてみたり、食材に関する絵本やおもちゃで遊んだり、「食べること」自体に関心が向くような遊びを日々取り入れることも1つです。

3. その子の環境にあった食卓にする

乳幼児期のお子さんは、食べムラがあったり、もともと少食であったりと個性はさまざまです。食が進まない子は食べきれる量にしてあげる、少しずつ出すなど工夫をしてみて。手づかみで遊びたい時期ならある程度は見守ってやらせてあげるようにし、時間になったら区切ります。できるだけその子の状態に適応できるような食卓づくりを心がけてください。

4. うまくできたら褒める

食事の時間を楽しい! と感じるためにぜひお子さんにやってほしいことが、たくさん褒めること。お子さんがきちんと集中して食べてくれた、座って食べた、苦手なものを口にした、スプーンが使えた、などちょっとしたことでも褒めてあげましょう。子どもは褒められると嬉しくてもっとやってみたいと思うもの。できるだけ食事の時間を苦痛なものではなく楽しい時間にできるようママも意識してみてくださいね。

小さなお子さんが集中できないというのは当たり前、という前提を頭に置きながら、おうちルールを決めてご家庭で楽しい食事の時間を作りましょう!

やない あつこ

やない あつこ (やない あつこ)食育スペシャリスト、離乳食アドバイザー、幼児食インストラクター。

毎日手作りのおかずが何品も出てくる家庭で育ち、健康的なご飯に目がない料理好き。シンガポールでの娘の出産・子育てをきっかけに、現在は東京都内で離乳食・幼児食作りや子どもの食育の教室・活動に励んでいる。娘のごはんや子ども向け料理レシピをInstagramで更新中!instagram.com/sally_eat

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