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YouTube、自宅待機中どのくらい子どもに見せてた?

2020.07.04

新型コロナウィルスの影響で、お家で過ごす時間が増えています。朝、昼、晩の献立を考え、作るだけで一日が終わってしまいますよね。忙しい家事の中、一日中子どもを見守っているのにも限界があります。そこで役立つのが「YouTube」

時間帯を問わず、長い間集中して動画を見てくれることはありがたい反面そこに潜むリスクが気になります。ここではそのリスクを紹介し、その解決策を考えてみたいと思います。


長時間の視聴

YouTubeを子どもに見せることのリスクとして多くの人が口にするのは「視聴時間の長さ」です。

SCデジタルメディア株式会社が運営する「Hapiton!」と株式会社東北新社が運営する家men総合研究所(以下家men総研)が行った、20~50代の1都6県の首都圏のお子様のいる男女1,030名に対し行われた、家庭でのYouTubeに対する意識や子どもの視聴実態を把握するインターネット調査「家庭のYouTube視聴に関する意識調査」

20~50代の1都6県の首都圏のお子様のいる男女1,030名に対し行われた、家庭でのYouTubeに対する意識や子どもの視聴実態を把握するインターネット調査「家庭のYouTube視聴に関する意識調査」(注1)には以下の結果が現れています。

Q2「ご自身のお子さんに対して、YouTubeを視聴させていますか。」(単一回答)と聞いたところ、「視聴させている」という回答は、合計で7割(72.1%)となりました。視聴している時間は、1位:「1日1時間未満」(36.5%)、2位:「1日1時間以上2時間未満」(16.7%)、3位:「時間は把握していない」(8.7%)、4位:「1日2時間以上3時間未満」(6.9%)、5位:「1日4時間以上」(1.7%)、6位:「1日3時間以上4時間未満」(1.6%)となり、1位と2位の合計(53.2%)から、2人に1人は子どもにYouTubeを1日2時間未満視聴させていることが分かりました。

ニュースリリース配信サービス「プレスリリース」

ご家庭の約5割が1日に2時間未満見せています。

YouTubeは「自動再生機能」や「関連動画」など、他の動画に誘導することが上手なサービスです。知らず知らずのうちにこんなに時間が経っていた、ことは子どもだけではなく私たちがYouTubeを見ている時にもよくあることです。

さらに子どものYouTubeの長時間視聴は、視力の低下、刺激の強いコンテンツによる依存、その依存による睡眠不足や学力低下を引き起こす危険があります。

それでは実際に子どもたちはYouTubeで何を視聴しているのでしょうか。

子ども達は良い動画も悪い動画も見ている

YouTubeは知育アニメの動画や質の良い教育動画がある反面、不謹慎な動画やショッキングな動画なども簡単に視聴できます。

筆者は塾のアルバイトで小学校高学年や中学生を教えており、雑談として学校の流行の話題をふることがよくあります。先日YouTuberの話になった際に、詳しくは言えないのですが、犯罪ギリギリの行為で活動を自粛したYouTuberの名前を出しました。「中学生だと知らないだろうな」と思っていましたが、生徒は普通にそのことについて返答してきたことに驚いたことがありました。

中学生ともなるとある程度の自由があると思うのですが、その子のご家庭はスマートフォンは持たせず電話で連絡するなど、比較的インターネットや携帯に関して厳しくしていました。それでもどこかのタイミングで「見せることを躊躇われる動画」を見てしまうのです。

それではパパやママが望むような、教育に良い動画を見せることは現実的にどの程度可能なのでしょうか。

教育的な動画の視聴はできていない

さきほど紹介した実態調査の中で、YouTubeのコンテンツについてのリサーチも行われました。

SCデジタルメディア株式会社が運営する「Hapiton!」と株式会社東北新社が運営する家men総合研究所(以下家men総研)が行った、20~50代の1都6県の首都圏のお子様のいる男女1,030名に対し行われた、家庭でのYouTubeに対する意識や子どもの視聴実態を把握するインターネット調査「家庭のYouTube視聴に関する意識調査」
SCデジタルメディア株式会社が運営する「Hapiton!」と株式会社東北新社が運営する家men総合研究所(以下家men総研)が行った、20~50代の1都6県の首都圏のお子様のいる男女1,030名に対し行われた、家庭でのYouTubeに対する意識や子どもの視聴実態を把握するインターネット調査「家庭のYouTube視聴に関する意識調査」

以上のグラフを見ると、パパやママはもちろん「英語学習に役立つような動画」や「想像力が豊になるような動画」「教育効果の高い子どもの学びにつながるような動画」を望んでいます。

しかし実際に自宅待機期間に子どもたちが視聴した動画は「好きなYouTuberの動画」や「好きな映画やアニメなどの動画」「好きなものの動画」がほとんどで、「オンライン学習のための動画」は8.2%でした。

理想としてYouTubeが学びにつながることが望まれる一方、オンライン学習としてのYouTubeの利用はあまり実現されていないというのが現状です。

YouTubeとの付き合い方

1 フィルターをかける

YouTubeのアダルトコンテンツ、不適切動画を避けるために「制限付きモード」にすることが有効です。

YouTubeのアプリ内で設定できるフィルターのほかに、iPhoneそのもので制限できるもの、androidで設定できるものがそれぞれあります。また「YouTube Kid’s」等を活用し、そもそも検索結果に不適切な動画が現れないようにする工夫が必要です。

また、しばらくYouTubeを見ていてほしいとき用に事前に動画を再生リストにまとめてそれを再生するのもおすすめです。

2 視聴時間を決める

親と子の間で視聴時間を決めることも有効です。

YouTubeは他の映像コンテンツ(テレビや映画)よりも時間の区切りが難しくなっています。次々と関連動画が挙がり、場合によっては自動再生されるからです。そのため利用時間に関するルールはよりシビアに決める必要があります。

子どもの年齢が低い場合は長時間の視聴を避けるため、内容と視聴時間が適切なものを選ぶことが有効です。

ある程度任せられる年齢であったら「勉強した時間と同じ時間だけ見るようにする」「視聴するときは親に報告をする」「一緒にいる時間以外は見ないようにする」「スマホではなくテレビに映してみんなで見る」など家でルールを決めることがいいのではないでしょうか。

YouTubeとどのうように付き合っていけばいいか、しっかり話し合ってルールを設けたいですね。

3 炎上や個人情報流出には十分に気を付ける

YouTubeでは数タップで簡単に動画を撮影してアップロードできるようになっています。意図しててもしなくてても、子がインターネット上になにかをアップロードするのには十分な注意が必要です。

小学生が不用意に動画を投稿し、住所や名前が特定されてしまった事件は数多く報告されています。親のしらぬ間に、親のアカウントを使って動画を投稿してた,というトラブルもあるそうです。

不注意で誤って動画を投稿してしまうこともあるので、できるだけ年齢の低いうちは、スマートフォンをそのまま渡したりせず、事前にダウンロードしていた動画をみせたりテレビに映して見せたりする方がいいかもしれません。

YouTubeは生活の一部になっている

YouTubeをはじめとしてインターネットは禁止していればいつかは使わなくなるものではありません。むしろ今後自分たち以上に子どもは利用していく機会の増えるツールです。

重要なことはそこに潜む危険を理解し、避けることのできる能力です。

さきほど、フィルターをかける解決策を紹介しましたが、或る程度判断のできる年齢になったら「どうやったらYouTube等のインターネットとうまく付き合っていくか」を学ばせることが求められます。

危険を事前に排除するのではなく、どのように回避すればいいのかを教えることも教育のひとつとして求められてきているのです。

参考:PR Times「20~50代パパママに聞いた「家庭のYouTube視聴に関する意識調査」子どものYouTube利用は7割・2人に1人が1日2時間未満・コロナ自宅待機でYouTubeオンライン学習利用は1割に満たず」(検索日6月18日)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000033617.html

YM

YM (わいえむ)ライター

東京都在住の現役大学生。イラストを描くのが得意です。

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